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熊本の音楽シーンについて

熊本で活動しているバンドを知れば知るほど魅力的なバンドばかりなことに驚かされます。そこで今回個人的にハマっている、もしくは気になっているバンドについてまとめてみました。

NAVARO

熊本シーンでキーになるのがNAVAROというライヴハウスと4JCレコーズというこのライブハウスの自主レーベルだと思います。このライブハウスを中心に各バンドが時には仲間として、時にはライバルとしてお互い刺激しあい、高めあっていく良いシーンが形成されているんだなと想像しています。

NAVAROの公式YouTubeには、4JC Records所属のバンドのMVや、ある日のライブをまるごと観られるものも沢山あって有り難いです。

デュビア80000cc

去年FLAKE RECORDSのツイートで知ったデュビア80000cc。MVを観てすぐその音楽に魅了されました。そして今年3月に東京で行われたライブを観て、そのパフォーマンスの凄さと音楽性の面白さを目の当たりにしました。

バンドのインタビューを読む限り、この独特なヴォーカルスタイルは、「メロディを作るのも歌うのも苦手だったから」「SOUL'd OUTの影響」らしいです。歌とスポークン・スタイルのちょうど中間で、なかなかないヴォーカルスタイルですが、それが音楽性と凄くマッチしてますね。

メッセージ性ではなく、グルーヴに重きを置いているバンドなのかなという気がします。メンバーの音楽的嗜好はバラつきがあるようですが、逆にそれが良い感じでブレンドされて化学反応起こしているような気がしますし、そういうことではないのかも知れません。

とにかくかっこよくて癖になるバンドです。

yard rat 

メンバー全員が作曲をしているらしく、その音楽性もオルタナティブ・ロックからポスト・ハードコアまで幅があります。

yard ratに魅かれる1番大きな理由はその想いの熱さと真っ直ぐさです。音も声も歌詞も全てが一つになって心にストレートに刺さってきます。シンガロング・パートも多く皆んなで熱唱できる曲が多い所も良いですね。

歌詞の中で「僕」ではなく「僕ら」と言う表現を多用しているのですが、自分たちの周りの人達ということだけではなく、聴く人をも含んだ「僕ら」なのだと思います。なので、聴く人にヒロイックな代弁者として映るだけではなく、同時代を生きる仲間としての親近感も感じさせるのではないでしょうか。

先日NAVAROでの1stアルバムリリースライブの映像がTwitterで拡散されたので、より多くの全国の人々を魅了したと思われます。なかなか難しいとは思いますが、今後色んな所でライブが観られることを願っています。

Mul-let-ct2

マレットカットツーと読むそうです。

独特すぎる音楽性で、初めて聴いた時衝撃でした。近しい音楽性のバンドはわりといますが、似て非なる魅力を感じます。新しいなと思いました。音の隙間と色んな機材の音を活かして唯一無二の世界観を作り出しています。

1曲20分くらい続いてくれないかなって思ってしまうくらい、ずっと浸っていたくなります。

sniff​

6:06辺りからライブのダイジェストが観られます。

まだ音源は出ていないようですが、出るのが待ち遠しいバンドです。絶対に良いものが出来てくると思います。

熱い演奏と良メロ、ツインヴォーカルのコントラストが最高です。

Doit Science
’02年春、熊本にて、ノイズ/インプロ・ユニット”鬼☆弁慶”が、ナイーヴな駄目青年ドイの更生をもくろみ、無理矢理バンドに巻き込む形で結成される。 よって当初のバンド名は、「Doit Chance / ドイチャンズ」であった。音楽性も、彼のパーソナリティを反映させるべく、Galaxie500~Luna的なナイーヴ・ロックを標榜していた。しかし、あまりの演奏力の無さと、なによりもドイ自身の更生への意思の弱さ、更に、ミック・カーンをフェイヴァリットに挙げるベースの山口が、ベースをフレットレスに改造したため、音楽性の変更と、それに伴いバンド名の変更を余儀なくされる。「ドイ・サイエンス」改名後は、”レッド・クレイオラmeetsレッド・ツェッペリン”的アンサンブルを夢見て、グダグダのテクスチャーと無闇なコーラスの反復練習に励んでいる。(&レコーズによるレーベルインフォより抜粋)

愛に溢れたレーベルインフォ面白いですね。バンド名は昔からちらほら見たことあったのですが、今回初めてちゃんと聴いてみたら、分類不能で色んな曲があって面白かったです。

熊本じゃないけど、Academy Fight Song

 めちゃくちゃカッコいい福岡のバンドです。同時期に出てきた東京のButter Sugar Toastとも共鳴しそうなDiscord系のバンドです。溢れ出る音圧が凄い。音の説得力が凄い。

カッコいいギターリフと声質を活かして要所で切り替わるツインヴォーカル、最高です。​


まだまだ気になるバンドはいるのですが、今回はこの辺で終わります。


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