10分で考える小説
これを小説と呼んでいいのか。小説とはwriteなのではなくthinkの方なんだそうだ。だから四の五の言わずにthinkしてみる。退屈だった。そんな彼女に友人は一人もおらず、かといって、話す相手がいないわけでもなく、まあ平凡な女性徒だ。彼女は考えた。自分にできることはなにか。書くことが小さいときから好きだったし、正解はないしいまからでもできそうだったからだ。
改定て気づいた。自分は今まで何も考えてこなかった。だから、考える力をつけよう、と。
でもそれは、途方もない作業だった。
彼女は言葉にできるような生きがいなんて目ではなかった。
無理に言葉にするのをやめた。だからこそ、確実に言葉にできる思いに敏感になれた。
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