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希少品

editor's note

弁天山美家古寿司

電気冷蔵庫が家庭に普及するおよそ100年前、
1866年創業の弁天山美家古寿司。
冷凍どころか冷蔵も難しかった時代から営まれている当店は、
今も昔ながらのお魚に調理を施すお寿司を提供されている。
新鮮なお魚に施される技は伝承の技術。
まさに希少な技術であると言えるでしょう。

そんなお店にはいくつかの希少なお写真や色紙が。

誌面でもご紹介した「すばらしき仲間」というテレビ番組で
放映されたシーン。
カウンターの中、手前が俳優・小沢昭一さん、
そのお向かいが入江元侍従長。
そして、そのお隣が池波志乃さん。
ちなみに、池波志乃さんのご主人・中尾彬さんは、
お店のご当主の名刺を署名執筆されています。

さらに、この色紙。

歌舞伎の名跡3世代の色紙が並んだ貴重なもの。
多くの解説は省略させていただきますが
これも大変な希少品であること間違いありません。

歴史あるお店でいただく食事には
「美味しさ」に加えて希少品を愉しめる
そんな、東京じっくり(Slowly)ゆっくり(Slowly)な噺でした。


7月7日発売「東京Slowly²」取材ノートより