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【社会人野球】JR東を年間20試合以上追いかけるオタクの選手紹介⑤

おはようございます、今回で5回目になります。
今回は今後の活躍が期待される今年度の大卒ルーキー投手3名をご紹介します!


名門を渡り歩いてきた実戦派サウスポー

#18 伊藤将司投手(横浜高校ー国際武道大学)

一人目にご紹介します伊藤投手は、名門横浜高校のスター軍団でエース格として活躍し、国際武道大学でも下級生からリーグ戦に登板し大学日本代表にも選出された経験豊富な左腕です。
JR東日本に入社後もその能力を高く評価され、今年最初の公式戦(東京都企業大会)で初戦の先発を任されました。
投手としての特徴は多彩な変化球と140前後~145キロ程度のストレートを組み合わせる「打たせて取る投手」でしょう。
調子の良い時はゲームメイク能力に長けており、のらりくらりとイニングを消化することのできる好投手です。

伊藤選手の課題

そんな伊藤投手ですが、調子の良くない試合での投球内容はどれも酷似しています。
それは四死球を多く出してしまうことであり打たせて取る投手としてはやや悪癖と言えるでしょう。
本来、打たせて取る投手ではありますがそれほどコマンド能力は抜群というわけではありません。
しかしながら荒れ球と多彩な変化球を散らし打者を打ち取っていくスタイルでこれまで数々の実績を積み上げてきました。
今後は常時安定した投球を目指し、柱が抜けるであろう来年の期待は大きいです。

高校、大学時と比べて平均球速が少し上がった印象のある伊藤投手。
高校時代の盟友、日ハムの浅間選手、高濱選手と同じ舞台に立つためには重要な来シーズンはエース格としてチームを引っ張ってもらいたい!


MAX155キロの長身パワーアーム

#16 須永悦司投手(桐蔭学園高校-桐蔭横浜大学)

二人目はエンジンの大きさではエースの太田龍投手にも引けを取らないロマン枠、須永投手です。
須永選手の魅力はやはり「真っ直ぐの威力・スピード」でしょう。
190cmの長身から放たれる速球はJABA岡山大会で150キロオーバーを連発するなど迫力満点。
そして好調時は高い奪三振能力を発揮し、主にリリーバーとしての期待がかかります。

不完全燃焼気味の1年目、来シーズンは大きな戦力に

桐蔭横浜大学時代の四年春には最優秀投手賞も受賞した須永投手ですが、社会人1年目はJABA大会等で登板機会を得るものの惜しくも都市対抗予選・本戦のベンチ入りは叶いませんでした。
調子の良い時の投球は三振をバッタバッタと奪う圧巻の投球であるものの、調子が良くない日はそのストレートが被弾してしまうこともあり、投球にムラがあると言えるでしょう。

パワフルな投球が持ち味の須永投手が好調を維持し、リリーフとしてハマれば、JR東日本にはいないタイプの投手ですしチームの戦力になることは間違いないはずです。
日本選手権予選のベンチ入りを狙いまずは夏場を切り抜け、そして来シーズンへ向けて冬場を超え進化した姿を見られることを願っています!


大学2年時の鮮烈な全国デビューと故障、復活が迫る本格派右腕

#13 石井聖太投手(中央学院高校-中央学院大学)

三人目に紹介するのは、中央学院大2年時に全国大会で14奪三振2安打完封という快投を見せつけ一躍注目された石井投手です。
石井投手はその後、大きな故障と戦う日々でしたがJR東日本に入社後は徐々に状態を上げていき、都市対抗予選でのベンチ入りを果たします。
投手としての特徴は140キロ台前半から中盤(MAXは149)とフォークや鋭いカーブを投じる本格派です。
都市対抗予選での数少ない登板機会では、気合のこもった熱投を披露し抑えると吠える場面もあり気持ちの強さが伝わってきます。

春先はまだ「全盛期の4割」だった投球内容

都市対抗予選でベンチ入りを果たし、復活への道を歩みだした石井投手ですが、春先に少し話す機会があり大学2年時と比べて今はどのくらいの状態か伺ったところ「まだ4割くらい」という返事が帰ってきました。
それは投球内容を見れば素人でも納得してしまう回答で、春先のオープン戦では打ち込まれることが確かに多かったです。
それだけに5月に状態を上げて大きな大会でのベンチ入りを果たし登板してくれたのは純粋に嬉しかったです!

今後も一歩一歩復活への道を歩むことになるとは思いますが、まだ1年目ですし焦らずチームの戦力になれるよう頑張ってもらいたいです。
そして大学2年時に快投を披露した東京ドームに、都市対抗という大舞台で帰ってくることを待っているファンは少なくないと思います!

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