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思想は具現化するらしい

「自分が幸せか、不幸せか。自分ではよく分からない。
ただひとつだけ分かることがある。
自分が思うだけで、人はいくらでも幸せにも、不幸せにもなれるいうことだ。」

(「世界から猫が消えたなら」著:川村元気)


他人を羨んでは、自分ばかりが不幸だと嘆いていたけれど、幸せなんて人と比較するものじゃないし、自分が幸せと思うのであれば、目の前のありふれたちっぽけなことだって、それは幸せなのかもしれないな、と思えた一節。

そして逆も然り。不幸であると思えば思うほど、人は不幸になっていくのだなと思い、口から出す言葉くらいは前向きでありたいな、と思えた一節でもある。

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