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202403_diary from stuffy-locked up room

3/1
リモート仕事。仕事後、以前の会社の社長と仕事仲間と会食。居酒屋から二次会で先月行ったスナックへ流れ、room202ボトルを空ける。お気に入りのmont-bellの折り畳み傘もキープしておいてくれ、一安心。その後、飲み足りない且つ電車のない猛者と朝までカラオケへ。仕事の話で一通り盛り上がった後、いつも通りのカラオケレパートリー「イムジン河」や「さらば恋人」などを絶唱。〆は富士そばで朝カレーセット。4:58に券売機にはバツがついていたが、朝メニューの始まる5:00を待ってボタンを押す。朝カレーセットを平らげ、帰路へ。俺はいったい、いつまでこんな大学生のような事をやっているのだろう。

3/2
義弟家族と銀座三越でランチ。義弟の妻の友人の子供対応のスキルが高すぎ、すっかり娘の遊び相手に。甘えさせてもらう。その後、東京駅までニッポン放送や皇居を散策。ニッポン放送の出待ちでお馴染みの駐車場をおのぼりさん的に確認。明日は東京マラソンなので東京駅付近は準備に慌ただしい様子。夜は揚州商人で飯。カレー担々麺美味し。昨日あれだけ飲んだのについビールを頼んでしまう。中華だからしょうがない。揚州商人の子供対応はカトラリーやキッズメニューは勿論、ベビーカーが通れる導線、子供用の補助椅子、スタッフの対応などほとんど抜け目なく素晴らしい。昨日(というか今朝)の睡眠時間が2時間だったので帰宅後風呂に入り、泥のように眠る。泥のようにというか、泥である。俺はいったい、いつまでこんな大学生のような事をやっているのだろう。

3/3
何もない休日。娘のバレエ、バイオリンは妻が連れていき、私は息子とお留守番。昼は帰ってきた娘と「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」を観る。スピード感とゲーム感覚、兄弟愛とビルドゥングスロマンという分かりやすいストーリーのスマートなエンタメ映画。夜は雛祭りカラオケ大会と称し、自宅のSwitchでカラオケ。娘は直ぐに飽きてしまい離脱、妻も息子の寝かしつけに行き、結局いいちこを読みながら自宅で独り長渕剛を絶唱。その日歌った1曲の中に「いつかの少年」という名曲があり、これは長渕剛が貧しかった鹿児島での暮らしを回想しながら、愛憎を持った眼差しで見つめ〈俺の人生はどこから始まり一体どこで終わるんだろう〉と甘美に歌い上げる名曲であるのだが、私は逆立ちしても一生こんな凄い曲は書けないとは思うし、長渕の人生がどこで終わるかは分からないけれども、少なくとも長渕の人生のはじまりは鹿児島じゃないのか。それは分かりきった事ではないのか。そして、俺はいったい、いつまでこんな大学生みたいなことを言っているのだろう。

3/4
dip「HOLLOWGALLOW」を聴きながら出勤。ギターの音像、クラウトロック感、全てが今の私に丁度良く心地良い大傑作アルバム。最高。仕事を終え、ベルサッサで帰宅。夜は冷蔵庫の余りの野菜を使って鍋にしようと、妻に先日作った笠原将弘の塩ベースのスープのレシピを共有。すると後から「材料は確認したが、それぞれの分量(割合)は適当に作った」と言っており、その事実に驚愕する。私は、料理のレシピはプロの料理人が試行錯誤を重ねて辿り着いたベストプラクティスだと思っているので、必ず分量通りに作る。レシピを逸脱することは考えられない。食べたいメニューを決め、必要な材料を調達し、レシピ通りに作るというウォーターフォールの工程を踏むから美味いのである。そしてこれは、間違いなくモテないやつのロジックである。合掌。

3/5
リモート仕事。3月に入り仕事の山は超え、少し落ち着いてきているが、次から次へ細かいタスクが積まれる。最近買っているヤスダヨーグルトの飲むヨーグルトが程よい甘さでとても美味い。大人の味。寝る前にメグリズム。カモミールを使っているがやっぱり森林浴が最高だな。君もメモ帳アプリに入れとけ。「メグリズムは森林浴」一択と。

3/6
通勤。Kindleで入山章栄「世界標準の経営理論」を読みながら。確かに読みやすいがこのボリューム、読破出来るのか。私は経営学というのがまるで分かってないので、これからの残りの仕事人生の為にちゃんと軸を作っておきたい。仕事後、早めに帰宅。鍋の残りと焼き鳥でビール。旅行の予定がポンポンと決まり楽しみ。

3/7
朝のラジオ。今度フォトエッセイを出すことになった歌手が「私はこれまで全然本を読んでこなくて、学校の読書感想文の時に読んだ時くらいです。本を読んでなかったからこそ書けた本だと思います。ぜひ読んでみてください!」と臆面もなく言っていて顎が外れる。本を読んだからと言っていい本が書けるとは全く思わないが、同様に何故本を読んだことがないから書ける本があるのか、本を読んだらどういう本が書けて、本を読まなかったらどういう本が書けるのかの比較が本を読まないのに判断出来るのかが俺には全く分からん。教養のなさに対する羞恥も微塵もなく、寧ろ知性がない事すら武器にする現代なのか(いや、このように捉える私が完全に老害なのだろう)。リモート仕事。夜はAJINOMOTOの餃子と永谷園のかに玉で中華パーティー。食品会社の開発者がどれだけ我々のQOLを上げているのか、畏敬の念を抱かざるを得ない。特にAJINOMOTOの餃子はほとんどの店で提供される餃子を凌駕していると感じる。昼に怒髪天の増子さんのインタビューを読んで怒髪天熱が上がっていたので、久し振りに怒髪天を聴く。「ビール・オア・ダイ」を聴きながら、金麦糖質75%オフを3本空ける。中華なのでしょうがない。黙殺する家族を尻目にリビングで独り歌い狂い、踊る。いい日、かに玉。

3/8
仕事。夜は以前の会社の仲間と新宿のジンギスカンへ羊一へ。二次会も行くが、明日は卒園式なので度を越さないように帰宅。飲み会中「兎に角、給料が安い!」とぼやく元同僚に金なんかは大して必要ではない、という持論を吠え続ける。私調べではサラリーを希求にする人は、金がないので今やりたいことができないという話ではなく、ただ漠然と金が欲しいというようなことを言っている。こうやって集まって旧交を温め、ジンギスカンを食べれていれば、これはまったき幸せであろう。その日、子供の誕生日なのにこの飲み会に来たいので家族に相談して来させてもらった、という後輩にささやかながらLINEギフトでサーティワンアイスクリームを贈る。LINEギフト、超便利。おすすめ。

3/9
娘の卒園式。娘は大勢の人の前で立派に保育園での想い出を語り、歌を歌い、卒園証書を受け取っていた。6年間本当にあっという間である。おめでとう!感動で涙というよりも、頼もしさに胸が熱くなる。帰宅し、昼はセブンイレブンのサウナ北欧のカレーライス。甘いんだか辛いんだかよく分からない複雑な味でめちゃくちゃ美味いぞ、これは。散々言い尽くされている事だが、セブンイレブンの食品のクオリティー高すぎる。セブンイレブンが世の中に運んでくる幸せの総量は尋常ではなく、企画会議からサプライチェーンまで全てにリスペクトを表したい。夏目漱石が3代目小さんと同時代を生きる幸せというのであれば、セブンイレブンと同時代を生きる幸せと言ってもいい。夜は園児と保護者と保育園すぐ近くのカフェで卒園パーティー。娘が思いを寄せる園児のお母さんが、妻が出産した病院で同室だったことが判明。これまで送り迎えで挨拶をするくらいで人となりをがっつり話す機会がなかった為「へー!そうだったんですね!」トピックが満載。緊張もあってビールを煽りまくり、果てしなく泥酔。二次会後、帰りに商店街で子供たちを追いかけて遊んでいたら派手に転倒し、ママたちに呆れられる。商店街のアーケードを仰向けで見つめながら、己の矮小な実存を改めて確認する。

3/10
父の四十九日。新幹線で実家へ帰省。昼は賛否両論の弁当をキメながら新幹線を楽しもうと目論んで居たが、駅構内で発見出来ず。いつもの崎陽軒に倒れそうなところを、たちばな亭のカツ丼(大)をチョイス。車内でこの可もなく不可もないカツ丼を食べながら、佐々木敦「ニッポンの音楽」を読む。実家到着後、法要。仏壇に移す儀式まで実施。僧侶の念仏を聴きながら、経本を辿る。若いお坊さんだがとても世間話に慣れている。子供の時に起きたほのぼのズッコケエピソードのストック、緩い家族の確執などファミリーを前に語れるすべらない話の数々。数々の法要で鍛えられた、初対面のファミリーをターゲットにしたこのどうでもよく誰も傷つけない雑談力。見習いたい。夜は和食の店で御斎。忌明けの為、今日から献杯から乾杯へ。父の生前のエピソードを色々と話し、父を偲ぶ。如何に人生は短く行きたいところに行き、会いたい人に早めに会っておく必要があるかという受け売りの話を吠える。ライフイズベリーショートアンドゼアーズノータイム。健康を抱きしめよう。昭和のいるこいるも「健康があれば死んでもいい!」と言っていた訳であるし。父さん、また帰ってくるぞ。

3/11
朝は母の提案で2人でモーニング。うな丼のモーニングというレアなモーニングへ。美味し。母と香典返しやら今後の法要の認識合わせをする。その後別れ、ウェルビー今池へ。高温サウナの湿度、水風呂が設えてある本格フィンランドサウナ、個室のセルフロウリュ、寝転びスペース、全ての設備が素晴らしく外気浴も気持ちいい。水の落ちる音も耳に心地よく、全てに配慮が行き届いている。流石、ウェルビー。サウナたっぷり4セット堪能後、ビールおつまみセット、ベトコンラーメンで〆。すっかり整う。帰りの新幹線で佐々木敦「ニッポンの音楽」を読了。はっぴいえんどからYMO、フリッパーズギターから小室哲哉、中田ヤスタカまでリスナー型ミュージシャンの系譜を一気通貫した日本の音楽史。時間(今と昔)と場所(日本と欧米)を4象限で整理し、先述のリスナー型ミュージシャン達がどのようにその関係性を眼差し、音楽を作って来たかを辿る。全編を通じて感じたのは、ロックミュージックにありがちな自意識の発露や商業的な思惑よりも、記号としての音楽に取り組んだ結果(オタク的音楽気質)によって作られた音楽が時代を繋いできたこと、レコードからCD、輸入版レコード屋の出店などリスナーを取り巻くソフトの発展や音楽機材、環境の変化がリスナーの質を変え、ニッポンの音楽を繋いで来たかということであった。また、本書を読み更に確信するが、戦後の日本のポピュラー音楽史のフィクサーは間違いなく細野晴臣である。私のような暇なサブカル崩れの好事家だけでなく、一般大衆は自分たちが乗せられている手のひらをもっと自覚すべしである。(音楽リスナーとしての自分は凋落の一途辿っているが、それは一旦置いといて…)日本の音楽リスナー必読の書!

3/12
リモート仕事。昼はご飯食べながら千原ジュニアのYouTube。ニッチローがやってる下北沢のスズリ焼肉、行きたくなる。夜は義母の友人が泊まりにくる。娘を夕食、銭湯に連れて行ってもらい、息子と2人で過ごす。息子は本当に手がかからない。風呂に入れミルクを飲ますと秒で眠りへ。一方、帰宅した娘は興奮し、全然寝ず。宇宙の絵本を読み、落語を読み聞かせなんとか寝かしつけ。

3/13
朝から「おはようございます。世界の終わりです」とラジオから流れて来て絶望的な気持ちになるが、SEKAI NO OWARIがワンモのゲストに来ていただけであった。息子をベビーシッターに預け時差出勤。何故かヒップホップの気分だったのでSpotifyでPushaTからNorikiyo。BESとの2 Faceマジ最高。仕事後、飲み会。死線を潜り抜けて来た先輩やメンバーとプロジェクトの想い出話に花を咲かす。程よく飲み、大人帰宅。

3/14
リモート仕事。夜は娘をバイオリンへ。ミッキーマウスマーチに取り組むが、終始ふざけ続け、全然進まず。おい、マーチなのに全然前に進まんじゃないか。

3/15
仕事。昼はとんかつ屋でランチ。キャベツのおかわりが無料且つ、ゆずドレッシングが美味しく、店員がこまめに回って来ていかがですか?と聞いてくるので3杯も食べてしまう。キャベツはビタミンCや食物繊維も取れるし、食べ過ぎても問題ないだろうと自分に説明。仕事終わらせ、ベルサッサで帰宅。帰りに豆腐を買って来てくれと妻からLINEがあり、スーパーへ寄る。店内に「野菜足りてますか?」の判定コーナーがあり、手のひらをかざすと数値が弾き出される機械が置いてある。昼に死ぬ程キャベツを食べてる私は、さぞ良い結果が出るだろうと意気揚々と手のひらを翳すが「42%です。野菜をもう倍取りましょう」とのこと。マジか。千キャベツ3杯も食べたのに?娘、発熱。インフルエンザでなければいいが。

3/16
朝、ベッドクショで鈴木祐「最高の体調」を読了。進化論をベースに農耕が始まる前の狩猟民族の暮らしとのギャップから、現代人に必要な思考や生活の所作を整理する話。狩猟民族は今を生きていたのであり、未来志向は結局、生活を蝕む。農耕は資産の蓄えであり、貧富の差を生むので資本主義の始まりだと国分功一郎「暇と退屈の倫理学」でも書いてあったなと、思い出しながら。食生活や運動、死に対する態度のベストプラクティスを語っていくのだが、具体的なメソッドまで落とし込まれているし、出典元も明確化されているので腹落ちして読める。日々の暮らしの中で炎症を如何に抑えるか。早速真に受ける私は観葉植物のポトスをAmazonで注文し、妻に空気清浄機の購入を持ちかける。「最高の体調」とは裏腹に娘の体温下がらず病院へ連れていく。インフルエンザB型判定。わお。夜は笠原将弘のレシピで肉じゃがと蓮根と水菜のサラダ。タミフルが苦過ぎて飲ませるのに一苦労する。苦いの嫌だよな。

3/17
ポトスが届いたので仕事用のデスクに飾る。さらばホルムアルデヒド。子供を妻と義母に任せ、目黒まで徒歩で独り買い物へ。細野晴臣のトロピカル3部作聴きながら。西洋のエスノセントリズムを逆輸入するシニカルな視点。天気最高。お土産やら食器、取り付ける家具やら諸々買い出し。お土産はこれまで定番にしてた御門屋の揚げまんじゅうの他にOGGIのチョコレートテリーヌに凝っているので、両方購入。追加で自宅用にオレンジピールのチョコレートも購入。自宅用にこんな高級チョコレートを買うなんて、人生スゴロク上がりと言っても差し支えないだろう。夜、子供を寝せた後、河合隼雄「子どもの宇宙」を読む。

3/18
リモート仕事。娘は登園不可の為、自宅で療養中だが、大人しく寝たりYouTubeをみたりだらだらしている。タミフルも補助のゼリーを使って上手に飲めるようになった。夜は妻も体調を崩し、帰宅。次は俺か。イトヨリの焼き魚とワカメのサラダをビールでやっつけて、マスクをし就寝。

3/19
リモート仕事。昼は〈小さかった女〉でランチ。あいがけカレーのライス中、スパイス卵トッピング。店に置いてある文庫本が小田実、大槻ケンヂ、坂口安吾など私の本棚のようで実に心地よい。店内にはハンバートハンバートが流れており、店に似合っている。カレーは安定の美味さで最高。突き出しの鶏スープからキャベツのピクルスも最高。夜、家族間で色々と時間の都合が合わず、義母の感情が爆発するカオス状態に。やはり仕事で退勤時間が押すと子育てのタスク(食事、風呂、寝かしつけ)が後手後手となり、それに連れ大人のタスク(食事、風呂)も後手後手となり、纏めると残業と空腹は良くない。みんな何かと何かの間に挟まれていることを改めて胸に刻む。後、スマホを見ながら人と話をするのは金輪際やめよう。晩酌しながらTVerでガイアの夜明け。麻布台ヒルズって1戸20億から300億もするんだってさ。えっ、平均生涯年収が2億とか3億なのに?

3/20
週中の休日。娘が英語教室の成績が良かったので、注文しておいたSwitchのマリオカート8がAmazonから届く。息子が保育園に入るにあたっての服やらオムツカバーを収納するべく押入れの収納大改造計画が持ち上がり即計測し無印へ向かい、大量に衣装ケースを購入。このスピード感、いいぞ。先月くらいにSwitchのプロコンが何故か無くなったのでこの前見かけたスリコ(3coinsね)のプロコンを購入しにいく。義母は戻り、代わりに実母が来る。夜は11月に回していたビデオカメラの撮影動画を見ながら、笠原将弘のレシピで手羽元とレンコンのうま煮。素朴で飽きない味。子育てファーストのポイントを使ってバルミューダの空気清浄機を注文。届くの超楽しみ。さらば炎症。

3/21
リモート仕事。朝、娘を病院に連れて行き今日から登園解禁になるはずが私の手違いで解熱タイミングを誤って報告してしまい、今日まで登園自粛になってしまう。今日は卒園パーティーがあるので是非参加させたいと、妻が諸々調整したのを台無しにしてしまう始末。LINEでテキストベースで詰められるが、この件はノーガードでパンチを喰らうしかない。娘よ、すまん。夜は笠原将弘のレシピでアスパラの肉巻き。娘と「Dr.スランプアラレちゃん」の第1話を観る。今改めて見るとあかねちんやたろさの言葉遣いや、子供なのにスクーターを乗り回したり、せんべいさんの変態女装趣味など、下品、エロ、不良など子供に悪影響と言われる内容がどっさり入っていると感じる。アラレちゃんの設定のミソはアラレちゃんという子供がロボットという〈秘密〉を持っており、他の子供とは〈違う〉ということであるが、これは均質化を矯正する大人や教育に対して、子どもの宇宙を認めようとする鳥山先生の反抗的な態度なのではないか、と今読んでいる河合隼雄「子どもの宇宙」とリンクする。〈アラレは周囲と同様であるべき〉と考える千兵衛は一般的な親の役割を象徴しているし、多少違うことがあっても衒いなく輪の中に入れる子供の友人コミュニティーは、社会的役割を担う前の子どもの世界のボーダレスな眼差しを象徴している。基本的にはギャグ漫画だが、ちゃんとシリアスかつ、少しセンチメンタルな要素が物語のベースにあり作品の強度を支えているのだなあ、などと考えながらエンディングテーマを聴いていたら、涙が込み上げてきた。昔私が観ていたアニメを娘と観る幸せと、私はややもすると千兵衛で、娘がアラレちゃんで、息子はさしずめガッちゃんで、ペンギン村とは我々の住む世界そのものなのだとしみじみと思い至るのであった。令和に娘と2人で夜に観る「Dr.スランプアラレちゃん」の破壊力は色んな意味で凄い。それとは別にマリオカートのハンドルが届いたので、早速、寝る前に娘と勝負。ガチンコ勝負で対決するも、あっさりと敗北。ほよよ。

3/22
今日こそ登園と病院へ行き、無事登園。リモート仕事。いつものベビーシッターさんはハワイ旅行で暫く居ないので、今日は別のベビーシッターさん。朝に諸々引継ぎをこなす。夜は笠原将弘のレシピで茄子と鳥もも肉のみそしぎ。安定感。寝る前に読み聞かせ。最近、宇宙の絵本も好きで読んでいる。絵本に依ると<この宇宙は広がり続けて居るが、この宇宙以外の宇宙も、この広がり続けている宇宙の外側にたくさん他の宇宙が存在してるかも知れない>らしい。そうしたら、この宇宙と他の宇宙の間の空間(空間と呼称していいのかも定かではないが)はどうなっているのか知らん?それは宇宙ではないのか知らん?宇宙以外の空間をなんと呼べばいいのか。宇宙の話と言えば、石原良純が「満点の星空を見て宇宙の広がりに想いを馳せると自分の存在や日々の悩みなんてちっぽけに思える」というような事をテレビで言っていて、それに対してビートたけしが「全然違う。人間はそうやって世界を対象化して、自己を認識出来る存在なんだから、自分や悩みについてちっぽけなんて思う必要は全くない」と返した場面。どちらの考えも分かるが、たけしに倒して行くのが芸人のスタンス。もっと自分を頼りにしてから放り投げ、限りある時間を生きまくらなくては行けない。自分がちっぽけだなんて、慰めている時間はない。立川談志が高座に上がる弟子に「さあ、行け。お前が客に人生とは何かを語ってやれ」と送り出すかのごとく、自信を持って世界を見定めるのだ。所詮人生は食って寝てやって終わりであり、自分が眼差している世界だけが世界の全てである。だから出来るだけ早く、出来るだけ遠くへ。人生は有限だ。

3/23
今日から福島(会津若松〜喜多方)旅行へ。最近、お気に入りのサングラスが見つからず、今回の旅行で持って行きたいなあ、と朝シャワーをしていたら在処を思い出す。最後に掛けていたのはこの前の名古屋のライブの時で、それはギターケースのポケットにある!と。早速シャワーから出て意気揚々とギターケースのポケットを捜索。メガネケースが無事出土。オープンすると空。愕然。一縷の望みは散る。気を取り直して、旅行の準備。今回は東京駅から郡山まで新幹線で行き、会津若松でレンタカーのプラン。電車+レンタカーで安くなる方法で予約したのだが、会津若松で12:00からレンタカーのつもりが、郡山に12:00に着く新幹線が予約されており、本日2度目の愕然。結局、東京駅で待つ羽目に。ランチも新幹線で移動後、郡山で食べる事になったが、適当に入ったエスパル郡山〈もりっしゅ〉のソースカツカレーランチ美味し。会津のソースカツは肉厚のポークに衣に甘辛いソースが絡み、しっとりと程よい味わい。その後、磐越西線に乗り込む。雪。東北の旅情。会津若松に着きレンタカーし、鶴ヶ城へ。私は全然白虎隊はもちろん、そもそもあまり戊辰戦争あたりの理解がないのでとても新鮮だった。観光で行く城などと言うのは、大体は外観は「へえ」と思うものの、城の中にある展示はつまらないものが多く、どうでもいい調度品を見せられるのが常であるが、鶴ヶ城(会津若松城)は地元会津のプライドがストーリーとして表現されており、展示に見応えがあった。その後、蔵を改装した宿marutokoへ。宿は私が別の宿を取っていたのだが、妻の元旅行会社の喜多方に住む友人の勧めで全てひっくり返され、完全にお任せにする。煎餅焼き体験から、投宿。部屋の雰囲気からケータリングの会津料理まで素晴らしい宿。この値段で、この満足感。

3/24
朝起きて1人で1時間ほど付近を散歩。冷たくて気持ちよい。福島県は至る所にヨークベニマルがあり、都度、佐久間宣行のオールナイトニッポンを思い出す。途中、バンドのジャケットの写真を撮ってくれている目黒さんが産まれた病院が喜多方にあるというので、ネタとして写真を撮って送る。朝食を取り、チェックアウト。妻の友人とアイヅピーナッツマートで待ち合わせ。お土産とソフトクリームを買い、喜多方が見下ろせるスポットへ車で案内してもらう。この辺りは蕎麦やラーメンが有名だが後継者が居なくなり、農地をワイナリーなどにどんどん転用しているそう。その後、ワイナリー見学し、妻の友人と別れ、喜多方ラーメン香福へ。程よく並び入店し、肉ラーメンをオーダー。これでもかというくらいのチャーシュー。シンプルでほっこりと美味い。店の雰囲気も抜群で子供対応も凄まじく、並んだ甲斐あり。その後、猪苗代湖へ移動し、道の駅を散策。いよいよ2日目の宿、静楓亭へ。露天風呂の温泉が客室に付いている為、入りまくる。娘は浮き輪で遊んでいる。ハイミドルの温泉旅館に泊まり、家族が居て、美味いご飯を食べて、酒飲んで、温泉三昧。最早、人生のゴールと言っても差し支えなく、これ以上望むものなど何も無い。

3/25
温泉、朝ごはん、温泉を経てチェックアウト。猪苗代湖から福島市街へドライブ。花見山公園で花見をした後、帰路へ。福島駅でつばさとやまびこのドッキングを見学。想定外にシャトルバスに乗り換えたりして時間がなくなった為、福島のソウルフード円盤餃子は諦め、帰りの新幹線で昼食をとる事に。福島駅で〈牛肉どまんなかカレー味〉を見つけ即決。バカうま。ちょっと贅沢にエビスシトラスブランを飲むが、これまた美味し。家族、新幹線、ビール、牛肉どまんなかカレー味。最早、人生のゴールと言っても差し支えなく、これ以上望むものなど何も無い。旅行終了。

3/26
リモート仕事。朝からガチガチのMTG三昧。夕方、時間をずらして娘を保育園に迎えに行き、ベビーシッターさんが帰った後に子供2人を見ながらの定時後の定例ミーティング1.0H。0歳児をバウンサーに乗せ、足で揺らしてあやしながら。この令和の時代に定時後に定例会を入れてくるワーキンググループが組織に対して出せるパフォーマンスなど限りなく0に近いと私の中の富澤一誠は確信している。

3/27
仕事。久し振りの出勤。ランチは鶏白湯ラーメン座銀。ただのシャレオツラーメンだろうと思って啜ると、纏まっており美味い。休暇を取ったせいでタスクのしわ寄せが来ており、諸々捌く。夜は資料作成が渋滞していたが集中力無くなり、適当に残業を切り上げて帰宅。帰宅後、余り物を肴に保育園の卒業パーティーの動画を見ながらビール。4月以降のお見送りお迎え体制を妻と相談するなど。ハードワーカーダブルインカム40代カップル、小学生と保育園児の並行子育て開始まで、いよいよ待ったなし。

3/28
リモート仕事。昼は無印のキーマカレー。NOBLOCK TV麒麟川島の回観ながら。川島の霜降り愛。Balmuda the pure 届く。仕事後、娘とバイオリンへ。いきなり「3!2!1!」とカウントダウンするので何かごとかと思ったところ、プーっと放屁。思わず先生と顔を見合わす。夜は時間なくみんなでオリジン弁当。寝る前にブラックモンブラン。美味し。まっちゃん、頑張って欲しい。

3/29
仕事。昼は時間がなく富士そば。天たま蕎麦670円。こんなに高かっただろうか。肉富士かカレーカツ丼を頼めば良かった。立ち食い蕎麦界隈では文珠が好きである。あとは歌舞伎町のいわもとQ、ゆで太郎、小諸そば、しぶそば(東急)、箱根そば(小田急)、富士そばが私的ランキングである。夜は以前の現場の送別。泥酔し、いつも通り落語について語り始めていた。気分良く、帰りにセブンイレブンに寄り一風堂のカップラーメンを買い、あちこちオードリーをTVerで観ながら自宅で〆てしまう。飲酒の末現れる意識の低み。こんなはずでは。

3/30
何もない1日。妻がリモート仕事の為、朝は衣替え、昼から実母と子供2人を連れて散歩へ。エコル戸越へ行く。初めて行ったが素晴らしい施設。基本的にはSDGsの展示で、環境問題について子供向けに想像出来る展示になっており、大人も楽しめる。印象に残ったのは、お菓子を作る時などに使われるパーム油のために畑が必要で、その畑を作るために大量の森林が焼き払われている話。環境問題の視点に立てば、人間の欲や快適な暮らしを抑制する事が進行を遅らせる為に必要となってくるのだが、人間の一生の中にはお菓子を食べる幸せもある。お菓子を食べるのをやめることで実現する未来と今の欲望の綱引きをするのではなく、どうバランスしていくか。消費者の意識を変えるのも大切だけど、結局、救うのはテクノロジーなんだよな、今の時代は。革命は民主主義ではなく、テクノロジーのブレイクスルーによってもたらされているのが、ここ30年の現実である。夜はパルシステムの焼肉セットでパーティー。勢いに乗ってSwitchカラオケに乗り出すもマイクの音声が遅延し、不完全燃焼で終了。おい、テクノロジー、もう少し頑張ってくれよ。

3/31
起床し、コテンラジオのやなせたかしの回を聴く。暑く、ほぼ夏。昼は家族でお出掛け。ベビーカーで入れる店でランチがしたかったがほぼなく、結局日本の誇るファミリーレストランの王サイゼリヤへ。小エビのサラダ、ミラノ風ドリア、フォカッチャ、ボロネーゼ、グラスワイン、ティラミス、イタリアンジェラートで3000円を切るという高コスパ。絶対にクリア出来ない間違い探しも堪能。大満足。サイゼリヤがあれば生きていける。その後、グランツリーへ諸々買い出し。夜は崎陽軒のチーズシウマイ。バチくそ美味すぎて悶絶。こんな美味え、ビールにぴったりのシウマイがあったなんて、全然知らなかったよ。おっちゃん、びっくらこいたよ。

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