自分のしていることが正しい保証はない@NGOCBB
みなさん、こんにちは。カンボジアの国際協力NGO、CBBにてインターンをしております。北海道教育大学の松田です。
先日、住み込みスタッフを探しにCBBから自転車で30分くらい漕いだところにある「ルング村」というところまで行ってきました。
そこで、去年高校を辞めたばかりの男の子がいらっしゃる家族に出会いました。
男の子本人は、パーティーに出かけていて不在だったのですが、普段はまだ出稼ぎには行かずに家畜のお世話をしているということでした。
お母さんは工場で働いているらしく、家にいたお父さんにCBBのことや、住み込みスタッフの話をしました。
色々話をした中でお父さんから、
「CBBに行ったら日系企業で働けたり、日本へ行くことができるのか」と聞かれました。
以前、住み込みスタッフ制度を導入していた時にスタッフだった方で、
高校復学からそのまま大学へ進学し、今現在も大学で日本語を学んでいる人
高校卒業後、プノンペンの日本語学校へ行き日本へ出稼ぎに行っている人
など、お父さんが望むような道に進んでいる人もいます。
ですが、全員がそうなれるという保証はありません。
本人が望んで、それ相応の努力をしなければ、その道には進めないと思います。
もしかしたら、確実な保証が無いなら住み込みスタッフにはさせられないと思うかもしれません。
ですが、何もしないと高校を退学した彼の人生、家族の状況が変わらないのは事実です。
もしかしたら、CBBには来ずにどこかへ出稼ぎに行くかもしれません。
本人がそう望むのであれば、私はその道も応援したいです。
しかし、出稼ぎに行って貰えるお金は少額。
この先貰えるお金もずっと少額のまま同じです。
それなら、今少し、彼の将来のために
<教育に投資>をした方が、この先の彼の人生、貰えるお金も増え、彼も彼の家族も、今よりも少し豊かな生活ができるようになると思うのです。
学校に復学しながら、住み込みスタッフとして一緒にCBBで生活をする。
これが、確実にその人のためになるということは言えません。
ですが、
少しでも何かが良い方向に変わるきっかけ、
彼らの将来に繋がる時間になれば良いなと思います。
やってみなければ何も分かりません。
色々考え、悩みながらも前に進んでいこうと思います!