授業の様子@NGOCBB

カンボジアの国際協力NGO、CBBでインターンをしております北海道教育大学の松田です。

今日は、最近の授業の様子を書きたいと思います。

⚪︎小学生〜中学生
以前のノートに書いたように、日本語を習い始めたばかりの子どもは「ひらがな」を一緒に勉強しています。毎日スクールに通ってきてくれている子はひらがなの読み書きができるので、そのような子どもたちとは「私の名前は〜です。」といった自己紹介から、色、食べ物など様々なことを勉強しています。
そして、最近の授業で大活躍しているのが『旅の指差し会話帳』です。

日本語の単語や文法がカンボジア語でなんと発音するのか、書くのかが書かれている本です。

項目ごとに色々と分かれているので使いやすく、また絵なども書かれているので伝わりやすいのでとても便利です。

今日は詳しく「~が痛いです。」という言い方について、私が授業を行ったときのやり方を紹介したいと思います。

①体の名称を覚えていく。

頭、目、鼻、お腹など体の名前を一つずつ確認していきます。「頭」を教えるときには、両手で頭を押さえながら「あたま」と発音し、ホワイトボードに「あたま」とひらがなで書きます(漢字は習っていないので使いません)。目を教えるときは目を、鼻を教えるときは鼻を押さえながら…といったように、子どもたちが目で確認しながら何のことを言っているのか自分で理解してもらえるように進めていきます。

②ノートを閉じて、名称を確認。

一通り体の名前を確認し、子どもたちの板書が終わったら、ノートを閉じ習ったばかりの体の名前をクイズ形式で出して答えてもらいます。

私「(あたまを押さえながら)ここは?」

子ども「・・・あたま!」

といったような感じです。最初はすぐに出てこないので、分からなかったらすぐにノートを見て確認し、また問題を出すという流れを何回か繰り返すと子どもたちも覚えてきます。

③本題「~が痛いです。」に入る。

頭が痛いジェスチャーをしながら、「あたまがいたいです。」と日本語で繰り返し言ったあと、カンボジア語で「チュー、クバール(頭が痛いです)」と言う。その後、痛がるジェスチャーとともに「おなかがいたいです。」「チュー、ポッ(おなかが痛いです)」などと日本語とカンボジア語を交互に繰り返しながら言っていきます。

④「~がいたいです」を板書する。

最初に体の名前を板書しているので、「あたまがいたいです。」のみをホワイトボードに書きます。

⑤ひたすら練習する。

私がカンボジア語で「チュー、~~(~~が痛いです。)」と言い、子どもたちに日本語で「~~がいたいです。」と言ってもらう、言い換えを何度も繰り返しやっていきます。体の名前を覚えている場合はすぐに言い換えることができますが、覚えていない場合はなかなかスムーズにいきません。ですが、こちらも繰り返しやっていけば、子どもたちも慣れて早く答えることができるようになります。

私はこのような流れで「~~が痛いです」について一緒に勉強しました。

インターンをしながら、子どもたちの力はやっぱり偉大だなと感じております。少しでも子どもたちの力になれるような、そんな関わりできるようにこれからも頑張っていこうと思います。

(ひらがなビンゴのカードたち)