私たち「チームひだまり」は、コピーライターの阿部広太郎さんが主宰する連続講座「企画メシ2021」から生まれたプロジェクトです。

今回は、「チームひだまり」メンバーである、くれちゃんにインタビュー。

「穏やかで優しい空気を纏いながらも、まっすぐ芯の通った人」という印象を与える、くれちゃん。

そんな彼が日々、大切にしていること、これから挑戦してみたいことについて、お話を伺いました。

【プロフィール】くれちゃん
愛知県出身。高校卒業後は東京の大学に進学。大学卒業後は地元へ戻り、通信業界へ就職。夢は映画の仕事に就くことで、現在も夢を叶えるため日々精進。人と話すことが大好きで、趣味はお酒を飲むことや映画鑑賞。
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人生を変えた、「映画」との出会い。

―― くれちゃんとは、同じ映画好きということで、ずっとお話ししてみたかったんです。特に好きな作品はありますか？

松本花奈監督の作品が大好きです。特に、『21世紀の女の子』という作品をはじめて観たとき、映像がとても綺麗で、一瞬でファンになりました。あとは、恋愛ものは共感できる部分が多いので、よく観ますね。

―― どんなときに映画を観ることが多いんですか？

落ち込んでいて「いまの気持ちを変えたい」と思ったときに観ることが多いです。まずはあらすじを見て、そのときの状況と似ている作品を選びます。

観ている本数は多くはないのですが、いつもそういう視点で作品を選んでいるので、友達に「そのときの気持ち」を聞いて、それにあわせておすすめの映画を選んであげることもあります。

―― まるで"処方箋"ですね……！くれちゃんが映画を好きになったきっかけは、何だったのでしょうか？

僕は小さい頃から、ジブリやディズニー映画をよく観ていて、映画はずっと好きでした。ただ、「映画って、すごいな」とはじめて思ったのが、中学2年生の頃です。

当時、『桐島、部活やめるってよ。』という作品を観て、そこに登場していたある高校生に、とても共感したんです。彼は当時の自分と境遇が似ていて、つい重ね合わせてしまいました。

映画を観終わって、心の中でもやもやしていた気持ちが少し晴れて、軽くなった気がしました。それがきっかけで、「映画の力って、すごいな。」「自分もそんな映画を、作ってみたいな。」という想いが芽生えはじめたんです。

誰かの日常を、少しでも変えたくて。

―― くれちゃんは、文章も印象的だなあと思っていつも読んでいます。そこにも、映画の影響があるのでしょうか？

そうですね。僕は「映画を観ることで、自分の日常が少し変わる」ということに感動していて。本当は、映画の製作会社で働きたいと思っているのですが、就活ではそれが叶わなかったんです。

でも、「自分も誰かの日常を変えたい」という想いがあるので、自分の文章で、少しでも誰かの日常が変わったらいいなと思いながら、日々noteを書いています。

―― そんなくれちゃんの切実でまっすぐな文章を読んでいると、心がじーんと熱くなります。

僕は、些細なことも深く考え込んでしまうタイプなので、落ち込むことも多いのですが……。

ただ、いろんな感情を抱くことができるからこそ、言葉にできることもあると思うんです。昔から周りの友達の相談を受けることが多いのも、「相手の小さな悩みに気づけるから」なのかもしれません。

書いている僕自身もそうですが、読んでくださっている方も、心が軽くなったらいいなあと思いながら、文章を書いています。

"艶のある日々"をくれた、祖母の優しさ。

―― 今のお話を聞いて改めて、くれちゃんは心優しい人だなあ、と感じました。

ありがとうございます（笑）。「優しくありたい」というのは、僕が人生で大切にしていることでもあるので、そう言ってもらえて嬉しいです。

僕、昔からおばあちゃん子だったんです。祖母はとても優しい人だったので、僕も彼女のように、人の悩みに気づいてあげられる人になりたいと思うようになりました。

今はもう他界してしまったのですが、彼女がくれた優しさや、「優しくあること」を忘れないように、祖母の名前にも入っている「艶」という文字をとって、「艶のある日々」が送れるようにと、日々感じたことをnoteに綴っています。

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終始穏やかで、柔らかな空気に包まれながら、丁寧に言葉を紡いでくれたくれちゃん。彼の中にある熱い想いやまっすぐ通った芯の強さの理由が、今回少しだけわかったような気がします。

いつかくれちゃんが作った映画を、みんなで観ることができる日を、今からとっても楽しみにしています！ありがとうございました＊

「#小さなしあわせみっけ」をつけて、あなたの見つけたしあわせも教えてください🍀

文：ななみん
写真：くれちゃん