自分の”note”のタイトル画像から見るハチミツの影響
この季節に聴きたくなるスピッツの名盤が『ハチミツ』なのです。
好きなアルバムのひとつなんですが、けっこう自分に影響を与えていることに、今さらながらに気が付いたので、今回は、そのことについて ”note” したいと思います。
🍀 🍀 🍀
スピッツの好きな曲はたくさんあるのですが、アルバム!ってなると、やっぱり、この『ハチミツ』かなと思っています。
「ロビンソン」や「涙がキラリ☆」などのヒット曲をはじめ、タイトルチューンの「ハチミツ」や「愛の言葉」、ある意味スピッツらしい「トンガリ」や「あじさい通り」などなど、高水準の曲がそろっていることはもちろんですが、やっぱり、あのジャケットデザインが印象的だったのです。
いいですよね~、このデザイン。
ギターを持った女の子の赤いワンピースと、草原の緑とのコントラストがとってもきれいです。
中心となる被写体が右に寄っていたり、何より顔を切る構図なんて、ちょっと商業デザインのタブーに挑戦しているようで、印象的すぎますよね。
モデルの女の子は、顔がはっきりしないし、名前も載ってなかったので、匿名性が強い分、何者でもない純粋な ”少女” のイメージが抽出された印象でした。
ただ、自分の持ってるCDは外側に紙ケースが付いていて、その上の部分には顔の続きが印刷されていたので、すっごく可愛い娘だということは分かったんですよね。
当時は、こんなに可愛いんだから、顔を出さないのはちょっともったいなく感じてました。
(PVの方にも出演していて、チラっと見せてくれています。)
スピッツのジャケットデザインには、草野マサムネさんのこだわりが反映されているということで、2018年には、こんな本も出てます。
(自分は手が出ませんでしたが....)
そんなアルバムジャケットの、実際のデザインを担当しているのは、木村豊さんという方で、『空の飛び方』以降のアルバムジャケットを担当しているデザイナーさんなのです。
スピッツが、女の子を主人公にした写真を使い始めたのと、この木村豊さんが関わり始めたのは同期しているのですが、使われている写真が何かの物語の一コマみたいな感じのやつが個人的には好きなんですよね~。
『ハチミツ』もそうなんですが、好きなジャケ写の中には、構図の中心や重心がズラされてたりするものがあって、そこに魅力を感じてしまうのです。
たとえば、『インディゴ地平線』なんかも好きなジャケットの一つなんですが、この写真では重心を下げて、バイクらしい下側のホイールやエンジン部分はカットして、空のスペースを多めに配してるのが印象的です。
中心となるのは空色の中、ライダーの女の子の視線になっているのですが、おかげで、地平線が描かれてないのに地平線を感じるという.... ステキですよね!
『三日月ロック』では、主役の女の子が左側に寄っていて右にスペースが空いた構図になっています。
女の子の視線も外を向いてるので中心がない感じの構成です。
もしかすると中心は女の子の足の裏?みたいに、安定していないとこに、ロックを感じたりするから面白いんです。
この中心や重心をズラす構成って、自分は好きなんです。
ど真ん中にドン!というのも悪くないんですが、ズラしてると、その構図自体がアクセントとなってるような感じがするのです。
ささやかなことなんですが、自分の”note”のタイトル画像を見てみると...
真ん中ではなく、中心をズラす....
人じゃなくても、中心をずらす
こんな感じですね~
ただ、極端に寄せた場合、記事紹介とかでは、タイトル画像が真ん中だけになっちゃう事もあるんで、なんの画像か分からなくなることもあって、最近の記事では使わないようになってますが、以前の記事ではけっこうあります。
また、『ハチミツ』パターンの顔を切る構成はけっこうあるのです。
顔を切るのは、写っているモデルさんとかのことを考えると失礼に感じちゃうので、ついつい.... なのですが💦
最近の記事でも見られますね。
などなど、なんか、こういうトリミングの構成が好きなんですよね。(切ってしまった方々にはお詫びします💦)
振り返ってみると、自分がこういう中心をズラしたり、顔を切る構図に魅かれてしまうのは、恐らく『ハチミツ』の影響のような気がしています。
それだけ、あのアルバムジャケットは印象的だったのです。
ちなみに、いろいろと検索していると、スピッツのアルバムジャケットの人気ランキングなんかもあったのですが、総合すると1番人気は『フェイクファー』みたいな感じです。
途中で紹介した「スピッツのデザイン」の表紙にも使われていました。
このジャケットも、逆行気味だし、目線はズレてるし、1歩間違えば失敗写真のようにも見えるんですが、これが良いんですよね~不思議なんです。
♪300記事節目投稿