自分のささやか読書趣向のひとつに、「読書を通じていろんな国を訪れる」というものがあります。(個人的に「読書的世界旅行」と呼んでます。) まあ、常にというわけではないんですが、本との出会いの一視点といった感じで、海外のミステリーを読みながら、いろんな地域を訪れるのは、とても楽しいことなのです。 そんな自分が訪れていなかった国の一つがスペインだったのですが、今回、無事に訪れることができたので、今回はその報告なのです。 + + + + + + さて、今回、手
昔の洋楽のヒット曲って、CMやドラマの挿入歌をはじめ、バラエティのBGMなど、いろんな場面で使われることもあって、タイトルや歌ってるグループなんかは知らないけど、曲は知ってるってことがあるんですよね。 たとえば、以前、サンタナの記事で紹介した「哀愁のヨーロッパ」なんて、バンド名や曲名を聞いてピンと来なくても、ひとたびイントロが流れれば、あ~聴いたことあるある~って、なると思うんです。 「哀愁のヨーロッパ」1976 サンタナ「Euopa」 私と同じ50代の方々なんか
3月から、妙に映画づいてる自分なんですが、金曜の夜に、話題のアニメ映画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」を観に行ってしまいました。 「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」 原作:浅野いにお 監督:黒川智之 アニメーション制作:Production +h. 原作マンガの方は未読ですが、タイトルのインパクトが大きいし、評判を知って、ちょっと興味を惹かれてたんで、ふら~ッと仕事帰りに観に行ったんですよね。 まあ、前半は ”想定内の物語”
自分的には、毎シリーズではないけれど、それなりに観てるNHKの朝の連続テレビ小説、通称 "朝ドラ" の話です。 この4月からは、伊東沙莉さんの主演で「虎に翼」という朝ドラがスタートしました。 さて、新しい朝ドラというと、毎回、どんな主題歌が使われているのか気になるんです。 だから、1話目を特に楽しみにしているんですが、今回の「虎に翼」の主題歌は米津玄師さんでした。(おおっ) いつかはと思っていましたが、いよいよ米津玄師さんの登場ですね。正直、米津さんには、あん
私にとっての ”ニューミュージック” を語る ”note” も、第5夜を迎えます… 第4夜までは特定のアーティストを取り上げてきましたが、今夜は趣向を変えて、多くの ”ニューミュージック” 系シンガーを輩出した「ヤマハ ポピュラーソングコンテスト」(通称「ポプコン」)について書いていきたいと思います。 自分が小学生の頃、なんとなくシンガーソングライター版の「スター誕生☆」みたいなものと思っていた「ポプコン」… "グランプリ" をはじめ "優秀曲賞" や "入賞"
2021年以降、大滝詠一さんに関して、毎年3月21日に投稿してきた ”大滝日和” も4回目となりました。 今年は40周年記念盤がリリースされた『EACH TIME』がメインの記事となります。 『EACH TIME』1984.3.21 『EACH TIME』は、大滝詠一さんがソロ名義になって6枚目のスタジオアルバムであると同時に、最後のスタジオアルバムとなってしまった作品です。 前作の『A LONG VACATION』と同様に大ヒットしたアルバムなんですが、リリース
mini theater revisited 前回は、大規模映画館(シネコン系)を踏まえた記事でしたが、今回はミニシアターに関する映画記事です。 自分は80年代後半のミニシアターブームに乗って、20代前半ぐらいまではミニシアターによく通っていたのです。(その後は私生活が忙しくなって、いつの間にか通わなくなっちゃってましたが…) 最後に、ミニシアターで観た映画は何だったか? タルコフスキーかデレク・ジャーマンあたりだったような… でも、実際は、流行っていたウ
配信ストリーミングが普及した現在においては、新作の公開を映画館でなく配信で行うこともあって、映画館で映画を観るというのは、より能動的な趣味になった感じですね。 私自身も、Amazon-Prime-Video や Netflix をよく使ってる人ではあるんですが、やっぱり映画館で観たいと思うことがあります。 もちろん、話題作を ”今、観たい!” っていう適時性もあるんですが、映画館の魅力はそれだけじゃないんです。 (其の一) 「大画面での映像に溺れたい!」 皆、まず
ちょっと変わった読み味の本に出会いました。 それが、今作でデビューとなる間宮改衣さんの「ここはすべての夜明けまえ」という本で、第11 回ハヤカワSFコンテストの特別賞を受賞した作品です。 二一二三年十月一日ここは九州地方の山おくもうだれもいない場所、いまからわたしがはなすのは、わたしのかぞくの話です。 身体が老化しなくなる手術を受けた「わたし」が、今から100年ほど経った世界で、いなくなった家族について手記(家族史)を書き始めることからこの本は始まります。
今週になってから、以前の記事のビュー数がすごいことになってるのに気が付いたんです。麗美さんの「青春のリグレット」<https://note.com/smallworld/n/na0c571331098?sub_rt=share_pw>をテーマにした記事だったのですが、その理由を探したら、答はNHKの夜ドラ「ユーミンストーリーズ」のせいでした 😏 早速、観ることにします! ”https://www.nhk.jp/p/ts/GJMV8PWM6R/episode/te/G79981WM81/”
easy listening イージーリスニングって、ご存知ですか? 最近、K-POP界隈でも、”イージーリスニング” という言葉を聞くことがあります。 「聴きやすさ」や「心地よさ」を表した言葉なんでしょうが、なんか懐かしい響きなんですよね、とっても! 実際、私が子どもだった70年代の頃は ”イージーリスニング” って音楽ジャンルが普通だった時代で、いろんなとこで流れてたんですよね。 オーケストラによる演奏も多かったと思うのですが、クラシックとは違って、その名
昨年、デビュー20周年を迎えたというスキマスイッチ… ドラマ『おっさんずラブ-リターンズ-』で、再び主題歌を担当してたりして、まだまだ元気ですよね〜 「Lovin’ Song」 この新曲には、途中、前主題歌の「Revival」のフレーズも挟み込まれたりして、そういう遊び心もスキマスイッチらしい一曲だと思います。 そもそもグループ名からして、”スキマ”+”スイッチ” だし、「ボクノート」(僕の音)や「回想目盛」など響きが面白いタイトルも多いし、歌詞の方でも韻を踏ん
今回はご当地グルメの話です! とある調査によると、私の住んでる大分県は ”年間とり肉消費量” の割合が全国的に高い県という事らしいです… この話は県民的にも定説で、実際、とり肉料理も多いんで、やっぱ、とり肉好き県民だよなと、自分たちにも自覚があるんです。 そしてうちの県のとり肉料理と言えば、 代表的なのは ”とり肉の唐揚げ” これが、まず基本です。 日本唐揚協会では、唐揚げの聖地は「大分県中津市」、また、唐揚げ専門店発祥の地は「大分県宇佐市」と認知してる
SF界の "鬼才" と呼ばれる作家、フィリップ・K・ディックに関する記事を書いています。 前回は、自分の好きな "長篇作品" に関する投稿だったんですが、今回は、主に "短篇集" についての記事になります。 ただし、内容としては備忘録的でマニアックなものとなっていて、ディックに興味のない方には苦痛を伴うかもしれません! でも愛を込めて書いているのでご了承ください。 (前回の記事はこちら) この記事は各短篇集の収録作品データが中心で、文字数が8500字超になって
絵本って、見てるだけで楽しいんですよね~ もちろん「お話」の方も大事なんですが、”絵” 本ですから、やっぱり「絵」ですよね。 独特の色彩やタッチで描かれた絵や とってもメルヘンな感じだったり ちょっとマンガちっくだったり 時には、すごくクセが強いものや 異国を感じさせるものなど ほんと個性的で、魅力的なんです! そんなこんなで、意外と絵本好きな私だったりするんですが、子どものためと言いつつ、自分が欲しいから買った絵本もあったりするんですよね。
She's The Boss 前クールのドラマ『うちの弁護士は手がかかる』で、主題歌にローリング・ストーンズの新曲「アングリー」が使われたことに驚いた人は多いんじゃないでしょうか。 「アングリー」 久しぶりに現在の(三人体制となった)ストーンズを聴いたんですよね。 また、18年ぶりのアルバムが10月に発売されて、さらに驚いたりもしました。 音を聴いてみると、ローリング・ストーンズはやっぱりローリング・ストーンズだし、80歳を越えたミック・ジャガーのボーカルも