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娘を病院へ連れて行くと決めた話

娘の発達問題と対峙していると、いつも、ここにぶち当たる。

発達障害に詳しい方に相談すると
「視力の弱い子に、メガネかけちゃダメ!って言います?発達問題を抱える子に必要なサポートをしないのは、そういう事と同じですよ?」と言われ、サポートなど介入を促される。
必要なサポートが出来ていないかも知れない事に心苦しくなる。

逆に、発達に詳しくない方に相談すると
「本人自ら気付き学ぶ機会を奪ってませんか?見守っていきましょう?」と言われ、過保護を止めるよう促される。
これだけ振り回されても投げ出さず頑張ってきたのに「私のせいなの?」と悲しくなる。

一旦は落ち着きを見せたこの問題が、5年生になって再び私を苦しめている。

なぜなら、
5年生になってから、1学期、2学期と、娘の通知表の結果が発狂しそうな程に悪い。

理由は、なんとなく分かっている。

うちの娘、めっちゃ字が汚いのだ。書字障害を疑うレベルでやばい。
だが、書道教室に通ってた事もあり、落ち着いて、その気になって(ここ重要)書くと、とても綺麗な字が書けるのだ。
残念ながら、娘がその気になる事は滅多にないのだが。

娘が持ち帰るノートは、連絡帳も含め、ほぼ解読不能。
その上、整理整頓が苦手なせいで、教科ごとにノートを使い分ける事も出来ず、
例えば、算数のノートに社会の内容が書かれている。なんて事は日常茶飯事。
テストも、字が汚い事を要因とするミスで減点されている割合がかなり高い。

今までも、その傾向はあったのだが、なんとか乗り越えてきた。
だが、高学年にもなると、先生のジャッチも厳しくなるし、勉強の難易度も高くなる。
さすがに誤魔化し切れなくなって、成績に表れ始めた。と言ったところなのだろう。

担任に相談しても、
「勉強量は足りてます。
口語での回答では習熟度が高い事が分かるのですが、
筆記となると…(笑)」とか
うっかり「じゃあどうすればいいんすか!?」と返したくなるような返答しか貰えない。

「書字障害(ディスグラフィア)」を疑い、学校での対応を相談するも、
学校からの回答は「もう少し様子をみさせて欲しい」「何でもかんでもフォローするのではなく、本人が変わるのを待ちませんか?」など。

はい。出ました。いつものやつ。
はいはい。私が過保護なのね。私が悪いのね。
要するに「何もしません」って事なのね。

もう限界だ。
もう少し。っていつまでだよ。
自分達が娘という人間と関わっている間の事しか考えてないよね?
小学校も残り1年ちょい。
このまま中学生にさせるわけにはいかない。
先生達は、担当を外れたり、卒業してしまえば後は「知るかボケ」だろうけど、娘の人生はその後も続く。
大きな将来の夢だってあるんだ。
大き過ぎて誰も本気にしてないけど、娘と私だけは、本気なんだ。
逆算して考えれば自ずと分かる。
どれだけ勉強が重要か。
1個目の大きな壁が、高校受験だって事。

この人達に任せていたら間に合わない。

スクールカウンセラー、ソーシャルワーカーの助言を盾に、夫を説得。

ソーシャルワーカーの助言を元に、近隣で一番良さげな小児発達外来。
数ヶ月待ちではあるが、予約も取った。

何が分かるだろう。
どうなって行くのだろう。
怖いなぁ……でも

「やれる事は全部やろう」