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転機

2023年は節目の年になる。。。
年始から、そう勝手に予感していたし、自分でも何度も口にして、むしろ予言化していたのかもしれない・・・

「ここにいてはだめになる」

何とも言えない危機感と恐れ。。。

大学院は、切磋琢磨し合える仲間がたくさんいて、本当に本当に楽しくて、つい目の前の職場と比較してしまっていた。
大学院を修了し、切磋琢磨し合える仲間と共に高め合うことができない日常が何とも味気なくて、様々なところの門を叩いた。

2021年、2022年、2023年。あー、3年連続夏が終わると、来年どうしよう?と悲壮感を覚えるいうことは、いよいよ動く時なんだなって思った。
(部下が巣立つことが確定し、組織長として離れるわけにはいかない!と、リファーラルの退路は絶ったのだけれど、、、部下に「自分の人生を歩んでください」って背中を押された・笑)

そして、2023年冬、久しぶりに転職活動をしてみた。
あー、やっぱりこういうところは合わないんだなぁ~という肌感を覚えたり、ちょっと背伸びしてみよう!とエントリーしたところは書類が通らなかったり、、、
実際に動いてみると、
今の自分が世の中からどのように見えていて、どういうところがアピールポイントになるのかが、よく分かった。

そのような中で出会った1社。チャレンジでエントリーしたけれど、書類選考通過して、5年ぶりくらいのリアル面接!
面接する側は仕事してやっているけれど、面接される側は久しぶりで、緊張感が・・・。ただ、実際に始まると、刺激的で楽しくて、ここで働けば、切磋琢磨し合える!!と確信した。選考が進めば進むほど、面接官と話せる場が本当に楽しくて、「優秀さ」にほれぼれしたし、気持ちも段々と固まっていった。

いよいよ最終の意思決定!という時にハプニング発生。
揺れた。自分でも驚くくらい。なんでこんなに揺れるのか、自分でもわからないくらい。だって、あれだけ気持ち固まってたじゃん。。。それがいとも簡単に、なんでこんなに揺れるの!

その答えを見つけたくて、コーチングのテーマで繰り返し話したら、
私の「人事として」という軸に触れたからだって気づいた。
人材開発・組織開発の仕事はもちろん好きだけど・・・
私の「人事として」は、not only 人材開発・組織開発 but also その他の人事 なのだって気づいた。
人事は、法律・制度番人である!それが知らぬうちに身体に染みついていたようだ。

ただ、「ここにいてはだめになる」と感じたのは間違いない。
正直に上司に伝えたら、メリデリで整理したら?とアドバイスがあり、
素直にやってみた。
現職と転職候補では、メリデリで、◎、〇、△が付くところが重ならない。
それぞれ異なる魅力があるということを再認識した。
整理したメリデリの表を前に、上司と対話をし、更に対話を重ねる中で、
「ここにいてはだめになる」は、私の逃げたい、という気持ちだったのだと気付いた。
昇格することへの恐れ。。。から逃げたかったんだ。。。

昇格って喜ばしいこと、嬉しいことなのかもしれない。
でも全然嬉しくなかった。素直に喜べなかった。
理由はよく分からないけれど、
お気持ちは有難いですがは口にはするけれど、本当に嫌だった。

でも、今回上司と対話を重ねる中で、
・何でお前が昇格するの?って後ろ指差されるのではないか、
・前職で受けた昇格試験がトラウマになっていたんだ、
って気づいた。

「プロフェッショナルとして生きていくならばよいけれど、組織で生きていきたいならば、どこに行っても同じだよ」

組織で生きていきたいなら、恐れから逃げないで、腹をくくる必要があるんだ・・・。未完了を完了にするときなのかもしれない。

もしハプニングが生じなかったら、
このタイミングで決して気づくことはなかった。

社会的なステータスや、他者からの評価を大事にするならば、
転職をしないなんていう選択肢はない。それくらい素晴らしい会社。
もちろんそれだけではなくて、実際に働いたら、学ぶことがたくさんあって、日々切磋琢磨し合いながら充実した日々が送れると思う。

でも、今の私は、未完了を完了にすることを選ぼうと思う。

もしかすると、自信のない自分を奮い立たせて、昇格後の役割を担うことは、転職して新たなチャレンジをすること以上に、ハードかもしれない。
物理的なハードさというよりも、毎日針でチクチク刺されるような、そんなハードさな気がしている。

「最上志向」vs 「成長促進」 最近こればかり口にしていた。
サステナブルな世の中では、二項対立ではない仕組み を作ることが大事。
私も、「最上志向」vs「成長促進」ではない仕組みを、私の中で作っていくぞ♪ それが、私のサステナブル、なのかな・笑

実体験をすると、アカデミックな研究がしたくなるのよね・笑
「転機」にかかわる研究がしたーい!!

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