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コンテストを通じて知り合った生産者さんと共に、次はビニールハウスの窓の開閉を自動化させます


きっかけは豊橋アグリミートアップイベント

元々は、豊橋アグリミートアップというイベントがありまして、そこにファイナリストとして参加しました。

私達がテーマとして挙げたのは、「全ての農場をスマート化するリモートスイッチ」というもので、東三河地域や遠州地域で盛んなビニールハウスを使った農業にターゲットを絞ったものです。

この辺りに限らず、ビニールハウスを使った農業で今後問題となっていくのが「点在したビニールハウスの管理」です。この問題を解決するには先ほど挙げたスマート化するリモートスイッチが必要になっていく、と考えています。

このイベントでは残念ながら賞を取る事は出来ませんでした。
が、その機会で知り合った生産者さんと共に側窓の自動化について色々と取り組みを始める事になりました!

この4月から本格的にスタートします。

ビニールハウスの側窓を自動化したい

手動で側窓をクルクルと開閉します

これまで水やりをキーワードにしてプロダクト開発を進めていましたが、農業の自動化の問題は他にも広がっていて、窓の開閉と言うテーマも挙げられます。

生産者さんにインタビューをしてみると、ここに悩みを持っている方は、やはりと言うか結構います。
特に複数圃場を抱えている方は一つ一つの圃場を見回らないといけないので深刻ですね。見回り自体も車を使ったりするので、時間と燃料代もかかっていきます。

窓を開閉する機器の選定

今回は自分達にとって経験の乏しいテーマに挑む事から、出来るだけオープンな形での開発を目指して、色々なフィードバックや学びを得たいと考えています。

まず、ビニールハウスの側窓を開け閉めするにはモーターが必要ですので、
どういった機種を選べばよいか、その選定を始めている所です。

↑こちらはモーター単体のページが無かったので制御盤のページ
DC24Vを使ったモータとなっています。

JOP「オペくる2」
http://www.jop.co.jp/assets/opekuru2.pdf
こちらはWebサイトではなく、PDFファイルです。AC(交流)モーターを使っています。

こちらはDC(直流)モデル。

今の所は上記3つのどれかを選択する予定ですね。

細かい事を書くと、AC(交流)で動くものとDC(直流)で動くものがあります。扱いやすさから言うとDCを選ぼうかなと思っています。

この他にも、韓国や中国などから安価なDCモーターが入ってきており、今回の評価に一つ入れてみようかと考えています。

 

自動化にはリスクも伴う事もある

ビニールハウスの自動化にはメリットが沢山ありますが、デメリット・リスクももちろんあります。
例えば故障したらどう対応する?などの上手く動かなかった場合のリスクももちろんありますが、一番大きいリスクは命に係わるものですね。

上記記事は自動で開け閉めするビニールシートに腕を巻き込まれて宙づりになってしまい、命を落としたという記事になります。

これまで取り組んできた灌水バルブの制御は水やり開始と停止なので、命に係わるケース、というのはかなり限定的です。
これから取り組む窓開閉などはモーターを使ったものになるので、機械が動作する際に近くの人が居たら危険度が上がります。
取り付ける箇所にもよりますが、その危険度は認識しておいた方が良いでしょう。

まとめ

ビニールハウスの自動化については、リスクを伴う事はありますが、その危険性をあらかじめ想定して導入するかどうかを判断する事が大事ですね。
私もこういった危険性について考慮しつつ開発を進めて行きたいと思います。


と言う訳で、農業設備の自動化の情報をまとめるべくnoteのマガジンを作りました!

私が共同代表を務めているGREEN OFFSHOREでは農業向けのIoTサービスを展開しています。
そちらにも様々な情報を展開しているので、ぜひ上記リンクをクリックしてみて下さい。

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