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塾講師目線でも、私立医学部を目指すなら専門の医学予備校へ行くべきと思う理由。

折に触れて、私立医学部を目指す受験生は、医学部予備校に行くべきだと書いています。その理由をまとめておきたいと思います。

まず、国公立大医学部と私立医学部は、入試問題の性質が大きく異なります。私立医学部が、独特で、学校の独自性があることが最大の理由です。

これを塾講師のキャリア目線で言うと、私立医学部に対応できるようにスキルを高めることは、かなりの割り切りが求められます。今後、自分は医学予備校で身を立てるんだという覚悟とトレードオフです。それくらいカバーされる領域が異なります。

数学であったり、化学であったり、私立医学部向けに講師側がカスタマイズしないといけないのです。

であれば、受験生は私立医学部に向けてトレーニングされた講師から学ぶ方が合理的だと思います。

また、私立医学部受験とその他の受験で違うのは、生物の扱いです。

私立医学部を目指す受験生は、結構な割合で生物を選択していますが、一般的な塾や予備校では生物の需要は決して高くありません。私のイメージでは、7:3くらいの割合で物理選択者が多い。

そのため通常の塾や予備校では、生物の先生が少なく、生物は対応外となっているところも少なくありません。

さらに、生物はそもそも細部化が進み、広範囲の出題が多いのですが、私立医学部の生物はそれに拍車がかかります。生物に限れば、私立医学部を専門とする先生に習う方が断然有利です。

結論として、私立医学部を受けるには、多くの情報の蓄積がある方が有利です。それは医学予備校でしかできないことだと思います。

私立医学部を目指す人は、まずは医学予備校から塾・予備校選びをしてはいかかでしょうか。



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