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記憶を継いでいくことの大切さ

今日からプロ野球のクライマックスシリーズ、ファイナルステージが始まります。パリーグは、京セラドーム大阪で、オリックスバファローズと福岡ソフトバンクホークスが対戦します。

レギュラーシーズン、同一の成績だった両チーム。この対戦が真の決戦であると楽しみにしているファンも多いでしょう。ホークスを応援している私もその一人です。

今は、声出しの応援ができませんが、かつてはオリックス戦は楽しみにしていました。その理由は関西での試合でしか聞けないチャンステーマがあるからです。

単純にカッコいいというのが好きな理由です。いい意味で男くさい応援がいいと思っています。

あと関西での試合は、南海ホークスのユニフォームを着て応援しているファンが多いことも好きな理由です。

経歴に歴史を刻む藤本監督

ホークスの藤本博史監督は、南海ホークスに入団し、福岡ダイエーホークスの内野手として活躍されました。キャリアは、オリックスで終えました。引退後は、解説者を経てホークスのファームを中心に若手の指導にあたってこられた方です。南海ホークスからのファンの方には、より思い入れのある監督さんではないでしょうか。

ホークスからの変更が検討された時期がある

ダイエーホークス時代、ホークスのチーム名を変更することが検討された時代がありました。しかし、ホークスという親しまれた愛称の歴史を鑑み見送られたと報道されていたことを思い出します。
もし、あの時新しい愛称が採用されていたら、京セラドームで緑のユニフォームを着てホークスを応援している人はいなかったことでしょう。

ライオンズも応援してる理由

私は実は、ホークスだけではなく、ライオンズも応援しています。理由は、亡き父がライオンズのファンだったからです。若いころは、平和台球場で声援を送り、埼玉県所沢市に移転後も、ずっと応援をしていました。5年ほど前、タクシーに乗った時、運転手さんとプロ野球の話題になったとき、「私は、ずっとライオンズファンなんですよ」とおっしゃっていました。そんなファンも福岡に、九州にいると思います。

今、パリーグの各球団は、時々かつての復刻ユニフォームを着用して試合をすることがあります。それは、時の記憶をファンと共有したいという球団の想いなのでしょう。もちろん、それがファン層拡大の目的があってもそれはそれで構わないと思います。世代を超えてチームが愛されることは単に営利目的の球団運営を超えた社会的意義への昇華されると思います。

南海VS阪急、南海VS近鉄としてのクライマックスシリーズ

かつて、南海ホークスの本拠地だった大阪球場、阪急ブレーブスが本拠地とした西宮球場、近鉄バファローズが本拠地とした藤井寺球場(日生球場)はもうありません。

しかし、チームの歴史を引き継いだ今のチームが歴史を背負っているという意義を持ってプレーしてくれる限り、ファンは、南海VS阪急、南海VS近鉄の試合でもあると感じることができる。

プロ野球が長く愛されている理由は、人の記憶があるからだろうと思います。それほど人間にとって記憶は大切なものなのではと思います。

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