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マイナンバーカード問題に潜む恐ろしい「思考」(8)【顔認証不具合と技術力の因果関係】

マイナンバーカード問題について考えています。

この問題を考えると、現代社会に生きる私たちの思考に潜む問題を感じるようになりました。

前回はこちら。

今回は、マイナ保険証が安全であることの売りになっている顔認証について考えます。
マイナ保険証の顔認証の不具合がいろいろと見つかっています。

こちらの動画は、なかなかのディストピア感ですね(^^;
ここまで酷いのか!と誰もが思う想像を絶する世界でもあります。

なぜこのようなことになっているのか?
一つの説がこちらのようです。

これを見ても、マイナ保険証は、マイナンバーカードの普及のための人質に取られているのだなと感じます。マイナ保険証は、はっきりいって、導入のための捨て石になっているのでしょう。顔認証なんて、導入の方便でしかない。

これによって、過剰の設備投資を余儀なくされる医療機関や仕事が増えるスタッフの方々にとって、何のためのマイナ保険証なのかと思われても仕方ありません。今、病院ではマイナ保険証を取得しても、現行の保険証と合わせて持参してほしいというポスターが貼ってありますが、あまりにもありえないオペレーションの酷さだと感じます。

これだけでも、一旦止めて、仕切り直しが必要だと思いますが、この暴走列車を止める手立てはない以上、ハードクラッシュするまで走り続けるのでしょう。

ただ、気になる点が一つ。顔認証システムの不具合については、精度の高い技術があれば問題ないのではという疑問です。

その疑問の答えの一つがこちら。

目・鼻・口の位置情報しか取らないんだから・・・って

この程度で、顔認証で安全って、・・・怖すぎる(;°-°;)))

技術立国という足元さえも、安易に儲かる方向に動いてしまう現実に震撼しています。

どうしてこうなってしまったのか。

まずは、政治の劣化を止めないといけないのでしょう。その責任は、きちんと政治家を監視しない有権者であり、選挙に行かない有権者だと思っています。

マイナンバーカードの問題は、転落の予兆を感じさせるいくつもの問題点があったと思っています。

このシリーズは、今回で終わりますが、問題点があれば、また続きを書くつもりでいます。

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