ビックモーター社の不正請求に絡む、某損保会社での勤務の記録① 入庫誘導を目標値として設定している

ビックモーター社の不正請求問題が社会を揺るがしている。

私は某損保グループの会社で勤務している。渦中の会社だ。
実情を書かせてもらう分、会社名は伏せさせていただきたい。

私は当事者ではないため、実際に不正請求が組織ぐるみでおこなわれていたのか、癒着があったのか。その回答は、第三者委員会の結果を待つしかない。

しかし、その一方で、会社の従業員としての目標で「入庫誘導80%以上」などを立てて、従業員の評価の指標の一つとして示されていた。その中で、優先度高で入庫誘導していた先がビックモーター社だ。

報道では、保険会社の入庫誘導が着目されがちだが、バッテリー上がりやオーバーヒート等の故障でトラブルが発生した際、ロードサービスによるレッカー移動が伴う。そのレッカー移動先でビックモーター社が選ばれるケースもある。

故障は車両保険の対象外であるが、もしかしたら、バッテリー上がりのみなのにオイル交換されたりなど、必要以上の修理対応をさせ、個人へ請求されたケースもあるのではないかと思ってる。
(あくまでも推測の範囲)
今挙げた、故障のケースであれば事故対応ではなく、個人での支払いになるため、不正請求にあたるかの履歴を遡るのも非常に難しいはずだ。目に見えない被害者がいる可能性を示しておきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?