見出し画像

創業者にありがちな意識違い、認識違い

今日は創業者にありがちな意識違い、認識違いについてです。

【創業者にありがちな意識違い、認識違い】

作成 中小企業診断士 竹内幸次

・売上高を自分の給与

と同じ水準で感じてしまう。「月100万円の売上高」がとても多い金額のように感じてしまう。一般的なセレクト雑貨小売店だとしたら、売上100万円なら粗利益は40万円、労働分配率50%で計画するのが普通なので人件費総額は20万円。法定福利費等の給与以外の人件費込みで20万円なので、自分の給与はざっと17万円ほどになる。月100万円の売上だと生活の維持は難しい。

・「儲かる業種」や

「儲からない仕事」があると本気で思ってしまっている。「儲かる人」や「儲かる経営の仕方」は確かにあるが、その業種やその仕事自体が儲かる、儲からないなんてない。難関国家資格でも生活ができない人もいれば、庶民的な仕事でも上場企業なみの年収を得ることもある。

・補助金を頼り過ぎている。

メイン金ではなく、補助金なので、あくまで自分の資金で設備を買ったり、家賃を出したり、給与を出すのが基本。補助金があるなら起業するとか、補助金がもらえるなら設備投資するのような考えでは経営は継続できない。自らのビジネスで生み出したお金(税金)で国や地域を支えよう、くらいの気持ちが必要。

スプラムでは中小企業に即した現実的な経営助言を行っています。講演、コンサルティング等の問合せからご連絡ください。

2023年7月14日に講演「ChatGPT 中小企業経営での活用法と留意点」を東京商工会議所品川支部で行います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?