嘘ってなんだ
私は嘘つき。
数え切れないほどの嘘をついてきた。
他人にも自分にも。
嘘の中で1番良くないと個人的に思うのは、自分に嘘をつくこと。自分に嘘をつき続けると、自分が何者かわからなくなる。どこに本当の偽りない自分がいるのか、わからなくなる。
幼い頃自分に嘘をつく度誓った。
「これ以上は嘘つかない。これで最後。」
でも嘘って便利で。自分を守ったり、他人を守ったり、他人を攻撃したり。嘘ってなんでも叶えちゃう魔法だよね。
気づいたら嘘なしでは生きていけなくなってた。
私は嘘をつく自分が嫌いだ。恐ろしい。
でも、気づけば嘘を割り切るようになっていて。
偽りの自分さえ、偽りの自分こそ、本来の自分なのだと、そう思うようになった。
こんなにも嘘をつく人間なんてこの世に私しかいないだろうって、今でも信じてる部分がある。
おかげで他人のことは信じてばっかりだ。
もちろん、わかりやすい嘘つかれたらわかる。
そうじゃなくて、人格に関わる嘘?って言えばいいかな。言語化が難しい。
この人が嘘をつくはずないから、って気持ち皆にはあるのかしら。
私は基本、ほぼ全員にそう思ってる。この人の言ってることは本当だろうって。
自分は偽りまくって、相手に本性やら本音やら見せずに隠して生きているけど、周りの人がそうだとは疑わないっていうか。そんな感じ。
でもそれでいいのかなとも思う。他人の嘘に気づかない方が幸せだもんね。
嘘をつくって責任。
私は、嘘はついてもいいけどついたことを他人に悟られてはいけないと思う。嘘は便利だけど、その分怖い。周りを巻き込んだり傷つけたりするから。
嘘をついていることを隠せるなら、外から見たらただの本物。外面からはその一面しか見えてないからね。
でもそれでいいと、最近は思う。
嘘なんてバレなければ嘘じゃない。嘘はつき続ければ本当になる。
嘘の本質なんて分からないけど、私はこれからも嘘を駆使して生きていきそうな感じがするよ。
嘘をつく人が嫌い。お前は嘘つかないから好き。って言ってた元カレ、元気かな。
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