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プロジェクター最高!テレビ断捨離して映像系の楽しみが増えた話【BenQ GV30プロジェクターレポ】

昨年の暮れに、BenQのモバイルプロジェクターを買った。
これが2023年の買ってよかったものランキング堂々一位という満足具合で最高すぎる。


私は大画面のテレビには昔から全くもって憧れがなかった。
片づけの仕事をしていた頃、よそ様のお宅のリビングにドーンと60v型とかのデカいテレビが置いてあるのを見て「どう考えてもその大きさいらんやろ」と正直思っていた。

昔は帰ったらまずテレビをつけて、起きている間は常にテレビがついている生活をしていたが、断捨離に目覚めたあたりのタイミングでテレビのつけっぱなしをやめた。
設定さえしておけばレコーダーが私の興味関心をちゃんと拾って録画してくれるし、その時々で気になった番組を録画予約して見たいものだけ見る。

もう10年以上そんな感じだけど、そんなにしょっちゅう見ないわりに部屋の中でテレビの存在感は大きい。
部屋の中心に黒々としたテレビがあり、それを置くための棚がある。
棚の中身は年々減って、実質そんなに大きな棚は必要ないのに、テレビを置くためだけにその大きさでそこに存在している。

これをいかにコンパクトで場所をとらない仕様にするかということを数年考え続けていた。
いっそテレビ自体をなくせたら清々しいが、どうしても見たい番組もあるから、そこまでは思い切れない。
今持っているテレビとHDDレコーダーのどちらかが壊れたら、次は持ち運びできるテレビ「プライベートビエラ」か、テレビなしでiPadなどのデバイスで見られる「おうちクラウド4Kディーガ」にしようと思っていた。
そうしたら、荷物も減るし、家具のレイアウトの自由度も上がる。

現状はまだまだ普通の物量だけどミニマリスト志向、とにかく荷物を減らしてシンプルに暮らしたいと願っている私。
コンパクトにすることばかりを考えていたが、何かのきっかけでふとホームシアター用のモバイルプロジェクターという選択肢が浮かんだ時、目からウロコがこぼれた。

プロジェクターなら機器自体はコンパクトなのに、映像は大画面で楽しめる。
テレビに執着のない私だが、映像系に無関心なわけではない。好きで持っているDVDの類はある。とはいえ長年の慣れと飽きもあって、持っているDVDも昔ほどには見ていない。
断捨離して家が片づいた時、天気のいい昼下がりに、きれいな部屋でのんびりと好きなDVDを見て過ごす優雅な休日を過ごしてあれほど感動していたのに。

だからこそ、プロジェクターの大画面に食いついたのでもあった。
大画面のテレビなんて邪魔でしかないし全く興味もなかった私なのに、好きな映像を大画面で見つつも、機器はコンパクトという想像をした瞬間、心が躍った。
テレビモニター自体は断捨離でき、テレビにしばられていた家具レイアウトも自由になる、さらに大画面で好きな映像が楽しめるなら一石二鳥どころか三鳥四鳥である。


モバイルプロジェクターが選択肢に上がってから、ワクワクしてたまらず、ほんの2週間ほどでスピード購入した。



実際、モバイルプロジェクターどうなの?

モバイルプロジェクターはBenQのGV30を6万9800円で購入。
映像が暗くて楽しめないとか買って半年で壊れるとかでは元も子もないので、画質も音質も機器自体の品質もそれなりに補償されているものを選んだ。

天井投影できることが最後の決め手でこの機種にしたけれど、
実際買ってみたら正直、天井投影の機能はうちではいらなかった。

①我が家では天井投影だと大画面で楽しめない
(投影距離の問題と、天井の照明をよけると意外と小さい面積しか写せない)

②天井が明るくなりすぎて眠る前には刺激が強い(輝度は設定で変えられるけど)

③仰向け姿勢で映像を見るのは意外と落ち着かない

この3点から今はもっぱら壁投影、寝っ転がって見たい時は枕やクッションで頭を少し高くして見ている。
例えば子どもがあおむけで見ているうちに寝落ちするのを狙うなら天井投影にも意味があると思うけど、大人がドラマとか映画とか最後まで見たい映像を見る分には天井投影であるメリットはあんまりないかも。
(でも寝転がってやるストレッチとかの動画なら超やりやすそう)

壁に写した状態だと横幅2.5mくらいの大画面。見応えがある。

後半の脚本が残念だったけどどハマりしていたEye love youは、二階堂ふみの美しさとテオくんの尊さを大画面で堪能できた♡
ちなみに今期ドラマはアンメットにどハマりしている。あと虎に翼最高。

モバイルプロジェクターを買ったことでテレビは速攻売却。
テレビ台でもあった大きな棚はもっと小さな棚に買い替えて、元の棚も処分。
それに伴ってその他の家具配置や収納の使い方も変わって、我が家は年明けに部屋の様子が様変わりした。
それまでは「テレビ」という存在に縛られていたことを実感した。

今は普段座っている椅子のすぐ右手に棚があり、DVDの類はそこに収納。
プロジェクターとHDDレコーダーもその棚に置いてある。
一歩も動かず見たいものがすぐ手にとれる夢のぐうたら仕様が完成した…!
控えめに言って最高だ。

ただ一方で、私が購入したプロジェクターにはななめ投影の機能がないのでプロジェクターの設置場所は意外と限定される。
私は再生するたびにプロジェクターをいちいち動かしたくないので、自分の右横に据え置きしているけれど、一番きれいな画面をど真ん中で楽しみたいなら自分のまん前に設置するのがよし。
「ここの壁にこれくらいの大きさで写したい」とかこまかく希望があるほど自ずと置く場所は限定される。
そういう意味ではプロジェクターだと家具レイアウトが自由自在だよーとまでは言い難い。

もう慣れたけど、設置位置の関係で天井のラインと映像がまっすぐにならない。
こういうの気になる人は気になるよね。

アンドロイド搭載なのでyoutubeもTVerも無線で見られるし、HDDレコーダーと有線接続しているので録画もBlu-rayやDVDも本当に簡単に再生できる。
電源をONにする手間とリモコン操作がない分、かろうじてiPadのほうがより手軽ではあるけど、映像を楽しみたい時はやっぱりプロジェクターで大画面で見たほうがいい。

映像の美しさは申し分ない。
照射はかなり強力で画面が明るく、逆に夜は目が冴え冴えとしてくるので、目の負担をおさえるために私は輝度を暗めに設定している。

プロジェクターの欠点は昼間見づらいことだという声も聞くけど、うちでは昼間は遮光カーテンを半分だけ閉めていれば、全く問題なく映像もきれいに見えるし、部屋もそこまで暗くならないので困っていない。
(レースのカーテンだけのおうちだとさすがに厳しいかも)

それどころか利点があって、画面が反射しないからむしろ映像が見やすいのである!
実はこれがプロジェクターを購入して実感した思わぬメリットで、テレビモニターだと画面が光で反射したり、自分の姿が映り込んだりしてそれが結構ストレスに感じていたんだけど、プロジェクターの映像はそのストレスが一切ない。
そうなんだよ、モニターが光って画面が見づらいって、すごいストレスだったんだよなーとつくづく思った。

音質は映画とか音楽とか映像によって適した設定を選べるようになっているけど、いちいち変更しなくても普通に満足できている。
プロジェクターの稼働音については、自分の真横に置いていることもあってそれなりに感じるけど、この稼働音があることで映像を見終わった後も無駄に電源をつけっぱなしにしている時に「切らなきゃ」と思うことには一役買っている。

好きなDVDを大画面で見ると、やっぱりテンションが爆上がりするし、
ただテレビドラマや映画を見る分にも、テレビやiPadで見るよりも格段に楽しめているなと思う。

部屋を暗くして水族館の動画や世界各地の窓から見た景色の動画を流すと、没入感がすごくてまるでそこにいる気分になるとか、リラックス動画流すと勉強や読書がはかどるとか、プロジェクターの活用事例をSNSで見るとそういう楽しみ方も面白いなと思う。
花火動画とかも良さそうね。お花見もいいな(どんだけ出不精、笑)


当初の目論見通り、ものを少なくコンパクトに暮らしたいミニマルライフ的にも最適な買い物だったなととても大満足している。
いやあ、よかったよかった。
おかげで私のQOLが上がったよ。


モバイルプロジェクターを検討している方のご参考までに。

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