あまりにも熱く語ってしまいましたので・・・長くなったので別々にしていこうと思います。

　※だいたい完結してる作品なので勢いでネタバレしてしまってると思います。気になる方、嫌な方はご注意ください。見出し部分敬称略。

2.　ALEXANDRITE　と　CIPHER　成田美名子

　これは完全にうちの姉からです。作品の順番としては【ＣＩＰＨＥＲ】が先なんでしょうけど、私は【ALEXANDRITE】を先にパラパラっと見ました。当時完結していたかどうかわかりません。なんか綺麗な絵だったし、外国が舞台で外国人のお話。すごく洗練されていておしゃれで大人だなって印象でした。※そんなに小さい頃ではなかった。

　いろいろ気になる本に手を出していて(笑)、ある意味【大人買い】的衝動でしょうかね。そこでこの作品を思い出して、手にしました。

　知ってる人ならわかると思いますが、別にわからなくはないけど【ＣＩＰＨＥＲ】を先に読んだほうが人間関係、アレクとジェイク（シヴァ）の関係の変化などがよりわかりやすかったと思います。それでも、巻数こそ少ないですがとても面白かった。

　美しい顔とは裏腹になかなかの【武闘派】なアレク。名前にもコンプレックスがあって（アレクサンドラ）、アレックス・アレクと呼ばれるようにしている。ずっと一途に【アンブローシア】を思っているけど、なかなか男として見てもらえない（見た目というより、付き合いの長さから？）。

　それでも、アレクの【男性】としての一面を改めて知っていくことでだんだんアンブローシアも彼の見方が変わっていく。

　そして、モデルとしても活躍しつつ空手に柔道に励む日々。大学の生活もありで、本当に【キラキラした世界】が素敵でした。今読み返してみても古くない、本当に美しい世界観です。　

　ちなみに。
作中に登場する【フルールドフルール】※香水は、まだ学生の身分でしたがどうしても気になり、お小遣いを貯めて買いました。

　香りの好みは？でしたが（笑）、これが作品にでてたものかぁと、アレクのアンブローシアに対する想いと重ねながら、瓶を眺めて大切にしました。

　それと、宝石の【アレクサンドライト（アレキサンドライト）】ももちろん気にはなりましたが…手が届きませんでした！今でも憧れちゃうわぁ。

　【ＣＩＰＨＥＲ】は前述の通りあとから読みました。ジェイクと双子のロイ（サイファ）が中心のお話。子役から活躍する俳優。二人で一人のふりをして学校へ行ったり仕事もしたり、そこへ介入してくるアニス（後にロイと恋仲に）。ジェイクも役者として仕事をしていて出会ったディーナに惹かれていきます。

　が、ここで悲劇が起きます。そのことがきっかけにジェイクとロイに溝ができます。そしてロイは家を出て街を出ていきます・・・。

　ＣＩＰＨＥＲも断片的に読んでいた気がしますが、中盤だったかな？なぜ仲違いしてるのかわかりませんでした（そもそものキモを知らないという・・・）。

　ロイの出会っていく人たち、ジェイクも立ち直っていき出会っていく人たち。ジェイクのその出会いの中に【アレク】も居ます。どちらの周りにも優しいお節介さんたちがいて、なんとかこの兄弟を仲直りさせようとしてくれるところ、もどかしい感じもありましたがそれが丁寧に描かれていた気がします。

　すごく大人の作品だなぁと、憧れる世界でした。

　あと作者さんの作品で【Natural】も手にしました。日本が舞台ですが外国ルーツの主人公や登場人物。それでいて【弓道】や【神事】など、日本の伝統的なものも知ることができました。美しいですよねえ。

　いい作品に触れることができました。姉に感謝ですわ。