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【映画の話】たまたま見た、なんとなく録画した深夜の映画【心に残る】

 さて。子供の頃に触れた映画について書きました。ちょっと年代飛びまして、大人になってから。でもまだ映画を観るには【映画館】【レンタル】が主流で、有料放送は自分にとっては不要かな?と思っていた頃(※海外ドラマにそれほど興味がなかった頃)。←よくわからなくてすみません…

 新聞や【ザ・テレビジョン】的なもので、時々目についた作品を録画したり、夜眠れなくてテレビを観ていて、たまたま目に触れたり…ってことがありました。

 最初から観られたものもあれば、めちゃめちゃ途中からだったり(笑)。

 そんな中で印象に残る作品があります。

⚠注意⚠
ネタバレが含まれます。ご注意ください。

ガタカ

 こちら、なーんとなく見たことある俳優さんだな〜って程度で見始めました。けど、SFっぽいしなぁ…と、あまり真剣に観てなかったと記憶しています。

 それでもなんとなくそのままチャンネルを変えずにいました。そして、だんだんと引き込まれていきました。

 ハラハラする展開。どうなっていくんだろう?と…。純粋な気持ち(※やり方は違法だけど)。宇宙飛行士になりたい。

 この世界の中ではハンデがある主人公。闇ブローカーみたいな人物から身分を偽る(※DNA等も全て)行為に及ぶが、本人の努力が凄まじい。

 そして【適正者】として歩んでいく…。

 【適正者】と【不適正者】。これがまた、理不尽なんですよね。【自然に生まれてきた】者が後者に分類されるんです。

 主人公の両親の方針で【自然に】と生まれてきたわけです。でも、生まれつき身体が弱かったり…。

 それを見て、両親は次の子(※主人公の弟)は、遺伝子操作によって【適正者】の子をもうけます。

 両親はどんな気持ちだったんだろう?自分たちの主張が、主人公の将来を険しいものにしたのでは…。

 余談ですが。

 これもとても印象に残る作品【地球へ…】。これと似ていると思って惹かれたのかな?と後から思いました。

※似てるからと言って、どっちがどうとか、どちらかを批判するつもりはありません。ただ、私個人が感じただけてす。

 【地球へ…】の場合、主人公ジョミー。【目覚めの日】を境に、過去の記憶を消された上で、社会にとって都合のいい人間へと洗脳されるその手前で、超能力をもつ新人類のソルジャーに連れ出されます。※ていうか、そここら逃げるよう誘導されます。

 社会にとって彼らは【不適正者(不適格者)】。とにかく排除しようとします。

 そのジョミーが【自然のかたちで子どもを】と考えます。そして生まれた子は、超能力を持って生まれます。

 ガタカとは、ある意味似ていて違う。

 【ガタカ】では、能力が優れていることが【適正者】ですが、【地球へ…】では、耳が聞こえなかったり、目が見えなかったりでも、超能力を持っています。ただ、社会にとっては【不適格者】。

 話を戻して【ガタカ】。主人公がなぜ、【適正者】の社会に潜り込めたかと言うと、DNA等提供した人がいるから。※ブローカーではなく。

 彼は、有名なアスリートではありましたが、【銀メダリスト】だったんです。【金メダリスト】ではなく。

 事故によって大怪我を負います。

 そして、【IDチェック】というのがありますが、それを検査する人がいます。

 ラスト、主人公がいよいよ宇宙へ…と土壇場で、IDチェックがあります。

 主人公は用意をしていなかったため、万事休す…諦めようとしました。

 しかし、その検査員さん。わかった上で主人公を通します。このやり取りが、とても深い。※子どもが主人公(※ID提供しているアスリート)のファンであること。その子どもが、遺伝子に問題があることなど…。

 そっと、主人公に話して見送ります。

 飛び立つ宇宙船。そして、提供者のアスリートは、主人公が夢を叶え旅立ったことにより、自分も役割を果たしたと…。自ら幕を降ろします。

 見終わった後の感情と言うか…。しばらく呆然としてしまったと思います。

 余韻。清々しいとかではないけど、美しいって感じました。

 これ、きちんと観たかった…と思って、後日レンタルしました。とはいえ、残念ながら最初に観た時の衝撃は…。仕方ありませんが。

 こんな風に【偶然】から作品に触れること。選んで観に行くのではないからこそ、【自分の価値観】が違った角度から見られると思いました。

 思い返して書いていて。やはりいい作品だったなぁと思って…また観てみようかと思っています。

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