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バービー アマプラで視聴

昨年の12月の話ですが・・・
ジェンダーを考える機会がありまして、
振り返りで投稿です。

女性の理想

私はリカちゃん派だったので
バービー人形はもってなかった。
というか、周りにも持ってる子はいなかったな。

女の子にとってのお人形遊びは
お母さんごっこで
赤ちゃんのお人形で遊ぶことだけだったのに

ある日8頭身の水着を着たバービーが登場

お母さんになりたいと思い込んでいた
女の子たちは
赤ちゃん人形を放り捨て
バービーに夢中になる。

なりたいものになる

リカちゃんと違って、バービーは
いろんなバービーがいてる

リカちゃんもいろんな職業の制服が
あったけど、リカちゃんはリカちゃんだった

でもバービーは、名前はバービーだけど
職業も人種も様々
肌の色もいろいろだし、
医者から大統領まで様々
妊婦のバービーまで作られたという

女性が主であるバービーランド

女性中心の社会がバービーランド
男性のケンはオマケのような存在。

バービーの世界の中には、
バービー=女性
ケン=男性
しかいない。

いや、ひとり(一体)だけ
アレンというケンの友達がいる。
彼は、どちらにも属していて
主にはなれない個である。
映画の中ではあまり描かれていないが
マイノリティ的存在だ。

マテル社の太っ腹

現実世界でのマテル社の男性社会が
描かれ、コメディタッチでとても面白い。

初代バービーを作ったおばあちゃんルースとの
出会い

スキャンダルの人物や
理想を描きながら、全く理想でない現実

それらを全部コミカルに
描くことを良しとするところが
米国的、日本企業ではOKださないだろうな。

アイデンティティとは

バービーは女性が理想として
なりたい自分であり
夢であることを表している。

その世界は、ケンは、家も仕事も持たない
ただビーチにいるだけの
バービーのおまけでしかない。

現実世界を見て、ケンは男性社会に
憧れて、バービーランドを
ケンの世界に変える。
そして、女性(バービー)を
支配していく

バービーはケンのことを何も考えずに
過ごしてきた

ケンはその反発もあって、
リーダーになりたかったが、
最後にリーダーってしんどい
無理してきたと告白している。

個人それぞれ、自分の想いがあり
国や民族、環境で育まれた尊厳もある。

自分を大事にしたいと思うこころは
アイデンティティのベースだと思う

そして、それは自分だけが持ってる訳ではない
誰しもが持っている。

男性社会から女性社会に変わっても
個を思いやり、大事にしなければ
同じ苦しみを生み出す。

ケンが泣きながら、「無理してた」と
打ち明けるところを
もっと理解しなければならない。

そして、バービーでもケンでもない
登場人物がいてることも
忘れてはいけないことだと。

コメディーとして、楽しみながら
いろいろ考えさせらえる映画でした。



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