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あのホイットニー・ヒューストンの「エンダァーーーイヤーーー♪」も結婚式では使用NG?! 意外と本当の意味を知らないウェディングソング3選

結婚式という人生の一大イベントを迎える皆さま、おめでとうございます。心からお慶び申し上げます。

挙式を控えたカップル=通称「プレ花嫁」「プレ花婿」さん が悩んだり、迷ったりすることのひとつが、結婚式や披露宴で流すBGMです。
2人の思い出の曲や家族や友人との懐かしい曲が多すぎて選びきれない、花婿と音楽の趣味が合わず喧嘩になる・・・などなど。(ちなみに花婿がヘヴィメタル好きでどうしてもBGMに使いたいと断固として譲らなかったというカップルは、新郎新婦入場の場面だけヘヴィメタルでド派手に登場したそうです・笑)
そんな悩みのひとつが、「この曲って使って大丈夫?」、「パーティーの雰囲気に合ってる?」ということだそうです。最近では、英語など外国語を話す人・理解する人も増えているので注意が必要!「ロマンチックでイイ感じの曲だわ♡」と思って洋楽を使ってみたところ、実はものすごいエロい歌詞で会場に変な空気が流れたなんて例も。


そこで今回は「その曲結婚式で使って大丈夫~?な3曲」をご紹介いたします。どれも素敵な曲なので、雰囲気に呑まれて意味を考えずに使いがちなので、どうぞご注意ください。
(※結婚式や披露宴で音楽を使用する際には、楽曲の著作権の処理が必要になる場合があります。詳しくは、会場やウェディング・プランナーさんにお問い合わせください。)

① “Rude” MAGIC!


わかりやすいところで、まず1曲目はカナダ出身のバンド:マジック!が2014年にリリースした「Rude」です。全米チャート1位を記録した大ヒットなので、聴いたことがある方もいるのではないでしょうか。

この曲の要注意ポイントは歌詞です。男が結婚の承諾をもらうため恋人の実家を訪れたものの、恋人の父親からは「絶対ダメ」、「自分が死ぬまで許さない」とけんもほろろに追い返されます。その後にとった男の行動が良くありません。

〈歌詞対訳の抜粋〉
“僕のことを愛しても憎んでも、僕らは一緒になります
あの祭壇で愛を誓うんだ
そうでなければ、二人で駆け落ちするんだ
わかるだろ、別の銀河系に行くんだよ
気づいているだろ、彼女が僕のことを愛してるって
僕が行くところなら、彼女はどこへでもついて来る“

そんなに簡単にやけを起こさず、新婦の家族と粘り強く話し合いましょう!ただし、今では義理のお父さんと仲良しという状況なら、笑えるエピソードとしてこの曲を使うのはアリです。
また、この曲にはEDMアーティストのゼッドによるリミックス・バージョンがあり、ダンスフロアではテッパンのアンセムとして知られています。ぜひ、披露宴の二次会で使うことをおススメします。

② “Best Thing I Never Had” Beyoncé

続いては、ビヨンセが2011年にリリースしたアルバム『4』に収録されていた「Best Thing I Never Had」です。ビヨンセが、事業でも大成功を収めていたラッパーのJAY-Zと結婚した後にリリースしたアルバムなのでハッピーなムードに満ち溢れていて、この曲のミュージックビデオでもビヨンセの美しすぎる花嫁姿や素敵なウェディング・パーティーの様子をたっぷりと拝めます。(ビヨンセとJAY-Zは本当の結婚式の映像は公開していません。)

そこが要注意ポイント!実は歌っている内容は、「とっととあなたと別れて正解だった」、「別れたおかげで、わたし幸せなんだもん♡」、「わたし以上の女が、あなたの人生に現れることなんてない」・・・と、元カレをディスりまくっています。

〈歌詞対訳の抜粋〉
“悲しいわね、あなたは傷ついている
だからって、私があなたのことを気にかけているとでも思っているの?
あなたは私の涙に値しないのよ
たぶん、私の涙はひと粒も流れないと思うわ“

ビデオの映像と歌詞の内容のギャップが激しすぎる!泣かない女=ビヨンセらしい1曲ではありますが、結婚式のBGMで使うのであれば、同じアルバムに収録されている「Love on Top」という曲がおススメです。曲全編にわたって、「あなたは最高の人」、「私への愛を一番に考えてくれる」と“幸せオーラ”に溢れていますので、披露宴のどの場面で使っても大丈夫です。

③ “I Will Always Love You” Whitney Houston

最後は、“アンダーーーーイ♪”でお馴染みの洋楽ウェディング・ソングの超定番、ホイットニー・ヒューストンの「I Will Always Love You」です。ホイットニーのドラマチックな歌声、ロマンチックなサックスの間奏など、何百回聴いても飽きない素晴らしいラヴソングではありますが、ちょっと待って!

この曲が使われた1992年の映画『ボディガード』は、ホイットニー演じる世界的な歌姫レイチェルとケヴィン・コスナー演じるボディガードのフランクがお互いに惹かれ合い深い仲になってしまうものの、最後にはそれぞれの立場を考え、別れを選択するというストーリーです。レイチェルはフランクを想って「あなたのことをずっと愛している」と歌うのです。

〈歌詞対訳の抜粋〉
“このままあなたのそばにいても
きっと私はあなたの邪魔にしかならないでしょう
だから、行くわ
でも、これだけはわかっている
これからどんな道を選んだとしても
あなたのことを想い続けるだろうって
私はあなたのことをずっと愛している
あなたをいつまでも愛し続けるでしょう“

ホイットニーにはこの曲をはじめ、別れや不倫を歌ったヒット曲が多いので注意が必要です。その中でおススメしたいのは、1985年にリリースされたデビュー・アルバムからのヒット曲「Greatest Love of All」です。子どもたちへの無償の愛や、信念を曲げずに生きることの尊さを歌った曲なので、ご両親への花束贈呈で使ってみてはいかがでしょうか。

さて、ソニーミュージック洋楽がおススメする結婚式・披露宴のBGMをプレイリストにまとめさせていただきました。もちろん歌詞の安全性は保証します!昨年来、コロナ・ウィルスの問題もあり、結婚式を取りやめたり、延期をするカップルも多いと聞きますが、ぜひこのプレイリストを参考に、新郎新婦で曲を選んでみてください。

恥ずかしながら、筆者が結婚したのは30年近く前なので、もはや参考にならないかもしれませんが、披露宴で流したのは「In My Life」という曲です。オリジナルはビートルズですが、タック&パティという夫婦デュオによるカバー・バージョンを使いました。日本語で聞くと恥ずかしくなるような歌詞でも、英語ならサラッと伝えることができるのが洋楽の良いところですね。


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