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【Tableau】スカイラインチャートの作り方

こんにちは!noteをお読みいただきありがとうございます。
今回は棒グラフで2つの指標を分析する「スカイラインチャート」をTableauで作成する方法をご紹介いたします。


完成イメージ

今回はサンプルスーパーストアのデータを用いて、サブカテゴリの売上と利益率の関係を表したスカイラインチャートを作成していきたいと思います!


【実践】スカイラインチャートの作り方

1.利益率の作成

計算フィールドの作成から下記の式を入れた[利益率]を作成する。
SUM([利益]) / SUM([売上])


2.棒グラフの作成

下記の項目をシェルフに入れ、マークを「棒」にする。
列:サブカテゴリ
行:集計(利益率)

列のサブカテゴリを右クリック > 「並べ替え」から下記の様に設定する。
並べ替え:フィールド
並べ替え順序:降順

[売上]をサイズに入れる。


3.棒グラフからスカイラインチャートに変換

サブカテゴリを列から色に移動する。

新たに[売上]を列に入れる。

サイズをクリックし、「固定」、配置を「右」にする。

列の合計(売上)を右クリックし、「テーブル計算を追加」を選択後、下記の様に設定する。
計算タイプ:累計
次を使用して計算:特定のディメンション、サブカテゴリ

以上でスカイラインチャートの完成です!


バーインバーグラフとの比較

2つの指標を比べるチャートは、スカイラインチャートの他にバーインバーグラフがあります。
2つを比較するとどのような違いがあるでしょうか。

各グラフの優れている点として、下記のようなことが考えられます。

・スカイラインチャート
1. 横軸(売上)の累計が分かる
2. 2つの指標(利益と売上の棒)を見間違えることがない
3. 地域別や年度別などで同じチャートを2つ並べる時、変化量の多い項目を見つけやすい

利益率の変動(アプライアンスが減り、封筒、コピー機が増えた)が分かりやすいですね!

・バーインバーグラフ
1. 凡例の色が2色で済む
2. 1つの指標の値は低いがもう片方は高い(売上合計は低いが利益率は高い)といった項目が見つけやすい

利益率の変動は分かりづらいですが、売上の割に利益率が高いサブカテゴリ(封筒、ラベル、紙等)が分かりやすいですね!

以上の事から、チャートを複数並べて、変化量の多い項目を見つけたい時はスカイラインチャート
1つの指標の値は低いがもう片方は高いといった項目を見つけたい時はバーインバーグラフを使うのが良さそうですね!


まとめ

今回は、スカイラインチャートの作り方と、バーインバーグラフとの比較についてご紹介いたしました。
バーインバーグラフの作り方については、【Tableau】複合軸グラフ 二重軸グラフの作り方と同様の手順で、2つの棒グラフを重ね、サイズを整えることで作成することができます。

ご参考になれば幸いです。

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