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正午の出来事

光は饒舌に沈黙する

めらめらと光の舌先を使い
木々の葉を抜け
訪れる
舞踏のような
歓喜

受け止め切れない
無数の恋文を渡されたかのように

葉は喜び瞬き、瞬き
音もない陽光の中
瞼だけで沈黙のありかを探す

光は饒舌に沈黙する
それは森を抜けるまでの
僅かな時間

光と闇のカーテンをくぐる
この正午の出来事である