短編小説 猫背矯正中

「いやーこのままでいいとは思ってないよ」


友達が髪を切った。
「え!?」
「えへへ~切っちゃった」
「え、かわいい、いいじゃん、」
「めっちゃ混乱してんじゃん」
「急にどうしたの?」
「ん〜なんとなく?そろそろ変わりたいなーって思ってさ」
「はぇー」
友達はメイクも上手で服のセンスも良い。キラキラした女の子だ。それに比べて私は、ずっとジャージとパーカーで髪は切るのが面倒でずっと伸ばしている
「あんたも少しイメチェンしてみたら?好きな人いるんでしょ?」
「えー、まぁ考えてみる」
「それ絶対しないじゃん。かわいいのにもったいない」
「もし変えるとしたらさいしょはどこだと思う?」
「えーどこだろう…とりあえず、服をジャージとパーカー以外にする?」
「…あぁ、なるほどね」
「うん」
服のセンスないんだよなぁ…まぁね、このままは私だって嫌だけど、自信がないしめんどくさいよね〜…そろそろ向き合う?でも、、
「あの〜イメチェンを手伝ってもらうことは可能?」
「!!良いよ!もちろん!私に任せて!」
イメチェンしたらもしかしたらあいつが少しでも見てくれるかも?

そんなこんなで服を買って、メイクも買って、髪を切った。メイクは上手くないけどまぁ、ましになっただろう。あとは…
「なんで、そんなに猫背なの?」
「うーん…なんでだろう」
「かわいいんだから自信持ちなよ。あ、ちょっと待ってて!買い忘れた物ある!」
「はーい。」
服とか買ったところで遊びに誘わないと…どうしようかなぁ
「あ」
「あ」
「久しぶり」
「あ、うん、久しぶり」
「え、お前スカートとか履くの?始めてみたんだけど」
「いや、さっき買ったばっかりなんだよね。」
「へー、、いいじゃん。そういえば今度ここの近くで祭りあるらしいんだけど行かね?」
「え、い、行く!」
「ん、詳しいことは後で連絡するわ、今、俺友達またせてるんだ。じゃあな」
「え、あ、うんじゃあね」
「おまたせー。って、なんかあった?」
「いや、うん、まぁ」
「?…!なるほどね!」
「やばい…嬉しい…」
「よかったじゃん。じゃあそれまでに自信をつけよう、そして猫背をなおす!わかった?お祭りの当日は私がやってあげる」
「うん!ありがとう!」
少しだけ前に進めた今日を無駄にしないように未来の自分にこの思いを託す。




-あとがき的なやつ-
なんかめっちゃ青春って感じ、あまり書かないタイプで楽しーと思いながら書きました。中身はあまりないです。猫背は自分もよく言われてました。自信は何かに挑戦した時にとても大事だなと感じます。会話って書くの難しいですね。

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