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全部自己満 音楽と物語が好き 気の向くままに

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最近の記事

短編小説 一番かわいい

「私が1番かわいいんだから!!」 「ぶりっ子キモっ」 「イタい」 「かわいいと思ってんの?」 今日も聞こえてくる他人の声。でも私は気にしない。 自分の好きな自分でいたいの。何がいけないんだろう。 …羨ましいのかな?。うるさいなぁ。かわいくした髪とネイル、メイク、少しだけアレンジした制服。何回見ても上出来。 「え!その髪型かわいい!私にもやってよ!」 「は?え?」 私に話しかけてくるなんて…驚いた すごく目をキラキラさせてる… 「いいけど…」 「えー!かわいい!!」 ずっと

    • 短編小説 私の味方

      「ごめんね。守れなかった」 ある日、声が聞こえたんだ。それが夢の始まりだった。 「うっっ…ぐすっ…」 「大丈夫?泣いてるの?」 泣き虫だった私にとって1番の味方だったお人形から声がした。 「僕がいるよ。君は大丈夫だよ。」 それからはずっといっしょにいた。 最悪な日常。代わりはしないけど少しだけマシになったんだ。周りはそれを面白くなさそうにしていたし、親には「あの子人形と話してるわ、気味が悪い。」なんて言われていた。けど誰に何を言われてもこの子が居たから、周りなんて関係なかっ

      • 短編小説 猫背矯正中

        「いやーこのままでいいとは思ってないよ」 友達が髪を切った。 「え!?」 「えへへ~切っちゃった」 「え、かわいい、いいじゃん、」 「めっちゃ混乱してんじゃん」 「急にどうしたの?」 「ん〜なんとなく?そろそろ変わりたいなーって思ってさ」 「はぇー」 友達はメイクも上手で服のセンスも良い。キラキラした女の子だ。それに比べて私は、ずっとジャージとパーカーで髪は切るのが面倒でずっと伸ばしている 「あんたも少しイメチェンしてみたら?好きな人いるんでしょ?」 「えー、まぁ考えてみる

        • 短編小説 あなたの全て

          「私はあなたの全てを愛せないし、楽しいと言うことも楽しめないかもしれない」 私は、わがままでどうしようもない人間だ。だからあなたが私を選んだ理由がわからないの。でも、わからなくても私があなたを愛していたから理由なんてどうでもいいと、気にしないふりをしていた。 「ねぇ?」 「ん?どうかした?」 「いや、なんていうか、今更なんだけど、私ってわがままじゃない?その上、性格もあまりよくないじゃない、、どうして私なのかなって。」 「君は何でもはっきりしているし、裏も表もない。そして、

        短編小説 一番かわいい

          自分を大事にってわからないよ

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          短編小説 水槽

          「誰か教えてよ、、もうなにもわからないよ、私が違うの?」 別にイジメられているわけじゃない。家族ともきっと関係は悪くないはず、特別なにか辛いことがあるわけではない。ただ、薄々気がついていた、自分の無能さ、無力さが目立ち始めて、「嬉しい」や「楽しい」という感情がなくなりかけていたからか、悩みや辛かったことに耐えすぎたから苦しんでいるのか、そもそもこれが「苦しみ」なのか、感情すらわからない。 「頼ってね」や「何かあったらまた言ってね」はもう信じきれない。頼り方も苦しみの吐き方も

          短編小説 水槽

          辛い時に思い出すことはいつも同じで、過去の失敗や苦しかったことばかり。前向きになれるものなんて、何も持ってない

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          簡単なことすらわからないよ

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          きっとうつむいてても歩いていた方が良いんだろうな

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          短編小説 素顔

          「私は私の好きな格好をして、好きな事してるときが本当の私だと思ってるの」 学校からのバイト終わり。薄めのメイク。ジャージ。でもそれも今日で一旦おしまい。明日は、何もないからお出かけDay。あーあ疲れたなぁ早く寝よ。 プルルル 「電話?こんな時間に誰よ…」 「あ、もしもーし、今なにやってたー?」 「…これから寝るところ」 「えーごめーん。ってか明日空いてる?」 「出かける」 「じゃあいっしょにいこうよ!」 「えー」 「なんでちょっと嫌そうなの!?学校ではあんなに大人しくていい

          短編小説 素顔

          ないものねだり -独り言-

          いつもいつも、もっとあーだったら、もっとこーだったら、もっと違ったのかもしれない。と、思ってしまう。けど自分の全力や、思いつくことがこれくらいしかなかった。という事実が1番傷つくし、くやしくなる。けど最近は自分に期待をできないから、なんとかまぁこんなもんかでなんとかなってる。 もっと…だったら、、みたいなものが多すぎることと、自分が持っているものをわからない、自信がない、ということが1番のないものねだりかもしれない。

          ないものねだり -独り言-

          夜と朝と昼とまた夜 -独り言-

          周りは夜のほうが病みやすいって言ってたけど自分は夜はハイになりやすくて、朝に病みやすい。たまに夜に潰されかけて朝に助けを求めてももっと酷くなる。昼は周りができることができないから頑張らないとってなったり、できないものは仕方ないって思ったり、夜から朝にかけての心で、昼の情緒とかが決まる。めんどくさい。 自分は夜に居場所をつくったから、夜が来てくれたら、まだどうにか生きていれるんだ、でもたまに夜も裏切るよ、そんな日は、確かなモノなんてやっぱり存在しないんだって期待しないで静かに眠

          夜と朝と昼とまた夜 -独り言-

          孤独じゃないって思ってるけど、たまに人間は全員孤独だって思わないと生きてられない。  本当は孤独なのかも

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          短編小説 どうせ暇だから

          「どーせ暇だし、ゆっくり生きるか〜」やっとそう思えた。 僕は学校に行っていない。自分でも理由はわからないけど、急に行けなくなった。 いじめもなかったし、勉強は苦手だけど特に嫌なこともなかった。まぁ先生は嫌いだけど… なぜか死にたいという気持ちが消えなかった。 ただそれだけで何もしたくなくなって、何も手につかなくなった。起きることすら、苦痛で朝が大嫌いだ。 先生が家に来るたび、とても嫌で、うざいと思っていた。けどかわいそうだとも思った。 僕の1日は、何もせずに終る。たまに自分

          短編小説 どうせ暇だから

          綺麗な花でもコンクリートに落ちたらゴミになってしまうんだ

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          空が好き、海が好き、音楽が好き、物語が好き。それだけだけど、それだけが充分過ぎるほど自分だった。他にも好きなものはあるけど戻ってくるのはけっきょくこれだけ。

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