短編小説 どうせ暇だから

「どーせ暇だし、ゆっくり生きるか〜」やっとそう思えた。

僕は学校に行っていない。自分でも理由はわからないけど、急に行けなくなった。
いじめもなかったし、勉強は苦手だけど特に嫌なこともなかった。まぁ先生は嫌いだけど…
なぜか死にたいという気持ちが消えなかった。
ただそれだけで何もしたくなくなって、何も手につかなくなった。起きることすら、苦痛で朝が大嫌いだ。
先生が家に来るたび、とても嫌で、うざいと思っていた。けどかわいそうだとも思った。
僕の1日は、何もせずに終る。たまに自分が変わる妄想して、ギターを弾いて、小説書いて、を何も考えないようにループしてる。誰かが人生は死ぬまでの暇つぶしだって言ってたな、けどずっと暇な僕は暇つぶしすらできてないけどなぁけど、僕は大体のことで傷ついてきたし、こうなる前からいろいろな諦めはついていた。だから、こうなってから数年たった今、なんとなく全部どうでもいいと思っている。自分が動かなきゃずっと暇だし、ゆっくり生きるか、なんてそんな余裕はないけどそう思えなきゃこれからを生きていけない気がした。


-あとがき的なやつ-
実話を混ぜてみました。苦しんだ時、逃げたらだめだと言われていたので、逃げなかったら数年立って弊害がでてきました。1人で無理し過ぎ、なんて言われても誰に頼ったら良いのかわからないので無理するしか方法がなかったということもありました。その他にも、小さい頃って大事なんだなと思うことは沢山あります。けど、大人になってからどうにかなることも、あると思います。
時間って大事なんだなと思っています。
待つのも、早めるのも、逃げるのも、ぶつかるのも、時間がたてば、全部無くなってしまう。
自分だけは何も忘れてないのに。

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