連載最終話 そして、これから。花たこの新たな姿・仲間を紹介します。


これまで、自分語りも含めて色々と書いてきた理由。それは正直、自分がやるお店を知って欲しかったから。やっぱり僕も人間だから、やっぱり自分にも得できる部分があってほしい。でも、それだけがすべてじゃない。もちろん。

おばあちゃんが背中を押してくれたこと。『お店、やったら?』と声をかけてくれたこと。それってきっと、“僕への応援” であって、嘘偽りない純粋な気持ちであったんだと思う。だから、僕もそこに対して恩を返したい。苦手な “自分語り” だって、少しでもおばあちゃんのためになるなら、どんどんやっていく。

花たこさんをみんなで応援し、未来永劫続けていきたい。そのために、僕のお店にみなさんが足を運んでくださったり、たこ焼きを食べてくださったり、そんな「みんなで応援する」という形が良いなぁ、なんて考えたり。


だから、僕が何をやりたいか! そんなことも少し触れさせてください。

お客様にとっての拠り所になる、スナック。
少し風変わりな、たこ焼き屋さんの裏にある「snackbar.FLAT」

・ふらっと立ち寄ってもらえる
・♭(フラット)な気持ちで過ごせる
・世代、性別、なんなら店員さんもお客さんも、みんな平等(フラット)なお店

そこは、何かが生み出される社交場。みんなが集うコミュニティ。

だから、「スナック」と言いつつも、カラオケはありません。“出会い”“会話” を存分に楽しんでください。

スナックの顔である「ママ」もいません。「店員とお客さん」なんていう関係性は一切無くし、それぞれの “個” が立つようなお店を目指していきます。そう、みんなが主役。『お酒を飲めばみんな平等』なんていう言葉がありますが、まさしくそんな感じです。

“スナック=カラオケ” ではありません。少なくとも、僕の「snackbar.FLAT」は。言ってしまえば、“宅飲み” の延長ぐらいに思ってほしいです。フラットな場所で、フラットな立場でお酒を楽しむ。誰だって、ふらっと来て良い。そんな場所を目指します。


ざっくりとしたコンセプトは、こんな感じ。もう少し噛み砕いてしっかり説明しようと思う。噛み砕くどころか、かなり真面目な話になってしまうけど。これこそが僕のやりたい場所で、全部本心です。


・「個」がアウトプットをするための場所の提供
→“普段はサラリーマンだけど、週末だけお菓子屋さんやってみたいです!” “期間限定でバーをやってみたいです!” どうぞどうぞ。そういう「個」が輝ける場所を提供したい。どんどん使ってください。

・その活動を継続していくための仕組みづくり
→クラウドファンディングが市民権を得てきた。大きなプロジェクトに、大きなお金が投資されて。でも、もっと小さくて等身大な応援にも、美しさはあるはず。あと2万円あれば、あと10万円あれば。polcaというプラットフォームを使って、投げ銭、少しばかりの応援をしてあげたっていい。
これからは、このnoteのアカウントを使って、楽しい企画をどんどん出していきます。もちろん、遊びに来て応援するのだって良い。来れない時には、気持ちばかりpolcaで応援するのも良い。そして、その応援を受け取った企画者のプロジェクトを更に良いものにしていける、そんな循環ができれば最高です。

・「応援してくれるメンバーがいる」という安心感を作りたい
→みんなで応援しようよ。ひとつひとつのプロジェクト、それぞれに共感してくれる人には、いつだって誰だって来て欲しい。お店に来て、プロジェクトの応援をしてほしい。

・安心してお酒を飲める環境づくり
→お金が無ければ、友達のボトルに手を合わせて飲もう。たとえば、SNSを使ってメンションしよう。「ありがとう、頂きます!」の一言でも良い。写真を撮ってアップするのも良い。とにかく、お礼のメッセージを書こう。「次の仕事が決まったらボトルいれとくので、今日のところはご馳走になります!」なんていうのも良いなぁ。SNSをやっていない人は、お店に置いてあるポストにメッセージカードを入れて。「お金が無いから」なんていうのも排除した、本当の意味での “フラット” を目指します。

・何かやりたいあなたを、できる限りサポートします!
→自分のこれまでの経験から思うに、周りのみんなもきっとやりたいことはたくさんあるはず。でも、お金が、場所が、定期的に借りれる場所が、自分一人じゃ……。たくさんの障壁があるのも理解します。大変なんだよな。きっと、「言い訳探してないで、すぐにやれよ!」なんて言われてしまうこともあるでしょう。
そんな人たちにとっての、“きっかけ” を作ってあげたい。それは、僕がおばあちゃんからもらったことだから。


何かやりたい!と思っている人たちへの、場所の提供ができたら良いなと思っています。何かを始める時には凄くパワーがかかる、そこを少しでも手伝ってあげたい。だから、ドシドシ連絡ください。なんでも言ってください。存分に手助けするので。

何かが生まれる瞬間を、ぜひ目撃しに来てください。FLATはいつも、学芸大学の駅近くでお待ちしています。詳細はTwitterで。

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