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1000日チャレンジ 819日目 アーティゾン美術館 「ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開 セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ」(1)

ゴールまで181日

★BMI:24.2

★先日、アーティゾン美術館で開催中の「ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開 セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ」を観たので、記録として残しておきたい。

「ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開 セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ」
◎概要
【会期】2023年6月3日[土] - 8月20日[日]
【会場】アーティゾン美術館
【主催】公益財団法人石橋財団アーティゾン美術館
(以下、公式web siteより引用)「19世紀末から第一次世界大戦が勃発するまでの間、フランスが平和と豊かさを享受することが出来たベル・エポックの時代、芸術を生み出す活気と自由な雰囲気に満ち溢れる中、フォーヴィスム、キュビスムなどの新しい美術が芽吹いて花咲き、やがて表現の到達点のひとつとして抽象絵画が目覚めました。その後の抽象絵画の展開は、20世紀の絵画表現を牽引し、その潮流は同時期の日本にも及びました。
この展覧会は、印象派を起点として、世紀初頭の革新的な絵画運動を経て抽象絵画が生まれ、2つの大戦を経てさらに展開していく様子を、おおよそ1960年代まで、フランスを中心としたヨーロッパ、アメリカ、そして日本の動向を中心に展観するものです。
本展では、石橋財団コレクションから新収蔵作品* 95点を含む約150点、国内外の美術館、個人コレクション等から約100点、あわせて約250点の作品を、アーティゾン美術館の全展示室を使ってご紹介いたします。」

「サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール」(1904–06年頃)ポール・セザンヌ(Paul Cézanne, 1839 - 1906)(石橋財団アーティゾン美術館蔵)
ポール・セザンヌは、南フランスのエクス=アン=プロヴァンス生れ。印象として活動後は、独自の絵画様式を探求。ポスト印象派の画家。「近代絵画の父」

サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール(石橋財団アーティゾン美術館蔵)

★この展覧会のオープニングは、セザンヌの作品。今回の展覧会では、抽象絵画の源泉はここにあると考えているようだ。彼は、印象派の影響を大きく受けながらも、その表現にあきたらず、「自然を円筒,球,円錐によって処理する」というような分析的な視点を表現に取り入れようとしていった。その考えは、キュビズムだけではなく、抽象表現主義へと受け継がれていく。何度か観たことのある絵だが、この展覧会の最初の展示として観ると、確かに、この後に紹介されていく作品の源泉であるということに納得がいってしまった。


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