見出し画像

1000日チャレンジ 627日目 ミュージカル「ファースト・デート」観劇記録(一部ネタバレあり)

ゴールまで373日

★BMI:24.5

★先日、東京日比谷のシアタークリエで上演中のミュージカル『ファースト・デート』を観たので記録に残しておきたい。

FIRST DATE 2023.1

◎公演概要
会場;東京・シアタークリエ
上演期間;2023年1月19日(木)~1月31日(火)
脚本;オースティン・ウィンズバーグ
作詞・作曲;アラン・ザッカリー&マイケル・ウェイナー
翻訳・訳詞・演出;上田一豪
製作;東宝
キャスト;
アーロン 村井良大
ケイシー 桜井玲香
レジー 植原卓也
アリソン 音 くり寿
ゲイブ オレノグラフィティ
ローレン 保坂知寿
ウェイター 長谷川初範

★story(以下、公式siteから引用)
「ニューヨーク、ウェスト・ヴィレッジのレストランバー。
緊張した面持ちの金融マン・アーロン(村井良大)のもとに、ケイシー(桜井玲香)がやって来る。二人は今日が初対面。ケイシーの姉・ローレン(保坂知寿)の夫とアーロンは同僚で、それが縁で二人は《ブラインド・デート(一度も会ったことのない状態でするデート)》をすることになったのだった。
ダメ男に引っかかるのではないかと、ケイシーの親友レジー(植原卓也)は気をもみ、姉のローレンは、アーロンは結婚を見据えた恋愛ができる相手だと発破をかける。
芸術家肌で恋愛にも奔放そうなケイシーを前に、アーロンの脳裏には結婚式当日に逃げられた元カノのアリソン(音くり寿)の姿が浮かんでしまうが、そんなアーロンに親友の肉食系男子ゲイブ(オレノグラフィティ)は、一歩踏み出すべきだと喝を入れる。
その場にいないはずの、親友、親、兄妹、元恋人の心の声に翻弄されながら、お互いを探り合い、ぎこちなく会話を始めるアーロンとケイシー。そんな二人を、ウェイター(長谷川初範)も見守っているが…。」

★(感想)
桜井玲香さん以外は、皆さん舞台で拝見するの初めての役者さんばかり。桜井さんも、2018年の「レベッカ (ミュージカル)」以来。主演の2人の声色がとてもフィットしていて、デュエット曲(特にラストの曲)は鳥肌物のすばらしさだった。
この作品は、ブロードウェイでロングランされたものの翻訳版だが、設定も全てそのままのようで、ユダヤ人とクリスチャンの習慣の違いや、アメリカ人の特定の地域に対する感覚など、文化的な背景がわからずに観ているため、原作の面白さをすべて伝わっていないのではないか、という違和感が残った。ブラインド・デートというものの位置づけのようなものも、日本人の感覚とは少し違っているように思う。ストーリーを翻案するのは難しいのだと思うが、輸入物の作品の難しさがあると思う。
ただ、音楽劇として、楽しむという意味では、NYの雰囲気を味わえて楽しい作品だと思う。1時間40分と短い作品だが、テンポもよく笑いどころもふんだんに散りばめられている。

★今回、私にとって、最大の成果は、"音 くり寿"さんという俳優さんを知ったこと。宝塚をほとんど観ないので、宝塚のスター俳優さんなのに存じ上げなかったのだが、これが退団後初めての作品だそう。伸びやかな歌声で、声質がとても心地よく、一瞬でファンになってしまった。これから、出演される他の作品も楽しみにしたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?