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1000日チャレンジ 655日目 英語でアメリカ史を読む「A Little History of the United States」(39. Connected)

ゴールまで345日

★BMI:24.4

◎James West Davidson著『A Little History of the United States』(Yale University Press; Reprint版 (2016/9/13))を読みながらアメリカ史を勉強する。
39. Connected
(要約)
1969年アポロ11号の月面着陸で米国が湧いた、その同じ年に、米国内の4か所のコンピュータをネットワークする初めての試みが行われた。この試みはどんどん発展し、現在のインターネットのつながる。1980年、アフガニスタンでソ連の支配に抵抗するゲリラを組織した人物がいた。ウサーマ・ビン・ラディンである。彼は、サウジアラビアの実業家の子供で、お金をもっていた。米国を含むイスラム教徒の傭兵を訓練して闘い、ソ連は撤退し、崩壊する。次に彼は、クエートに侵攻したイラクとの戦いをサウジアラビアに持ち掛けるが、サウジアラビアは米国との共闘を選択した。ビン・ラディンは非イスラム国にクウェートで戦わせたことに怒りをおぼえ、ついに2001年9月11日に米国で同時多発テロを引き起こした。これまで見てきたように、米国では、いくつかの段階・時代に移民の受け入れを拡大していった。2010年にはラテンアメリカ系の国民はアフリカ系を上回るようになり、イスラム教徒、インズー教徒、仏教徒も増加している。そのような多様な民族による国となった米国では、自らのルーツを調べることが流行する。一方、科学の進歩による弊害を訴える人も現れる。レイチェル・カーソンは核や化学物質による健康被害や環境への影響を1950年代から発信し続けた。やがてその動きは、現代での温暖化の警鐘につながっていく。カーソンは、「 現在は過去と未来とつながり、生きとし生けるものはそれを取り巻くものすべてとつながっている」と述べている。

triumph;偉業、stockpile;備蓄、tragedy;悲劇、惨事、lure;おとり、jellyfish;くらげ、harness;役立てる、insecticide;殺虫剤
Rachel Carson;1907年ペンシルベニア州生まれの女性生物学者。環境問題を告発。著書『沈黙の春』(Silent Spring)(1962年)。

◎実質的な最終章は、同時多発テロや環境問題など、いずれも現在に続く諸課題について言及されていた。最近、NHKでバタフライエフェクトという特集番組が放送されているが、この章で取り上げられたことは、一つの、一人の行動がやがて大きなうねりになるという例ともいえる。


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