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1000日チャレンジ 868日目 『フランスふらふら一人旅』(にしうら染著)読了記録

ゴールまで132日

★BMI:23.4
『フランスふらふら一人旅』(にしうら染著; 大和書房 ;2022年)
(以下、出版社オフィシャルサイトから引用)
「読めば旅気分! 漫画家の著者が思い立って単身パリへ1ヶ月。アパルトマンにマルシェ、美術館巡りを堪能したマンガ旅行記」
にしうら染
漫画家。女子美術大学芸術学科で西洋美術史(近代フランス、中世ロシア)を専攻し卒業(学芸員資格取得済)。ゲーム会社でグラフィックデザイナーとして働く傍ら、2010年より漫画家デビュー。2014年に独立し現在はフランスを舞台にした漫画や、旅エッセイなどを多数執筆している。

【感想】来るべき定年後の世界旅を妄想して、「世界」「大人」「一人旅」などのキーワードでたまたま見つけた本。同人誌やKindle版で4巻出ているものから一部を再編集して文庫したもの。いわゆる意識高い系の一人旅の人の本を読むと、ホテルの予約もせずにヒッチハイクしたり、と結構、おじさんにはハードルの高いものが定番だが、この本は、海外一人旅は初めて、日本語で借りられるアパルトマンを3週間契約して、パリからの送迎も予約して、ととても現実的(ごめんなさい、私にとってという意味です)。滞在3日目でさっそく、ホームシックにかかったりと、とても親しみやすい入り口であっという間に一冊読了できた。
基本的に、中身の大半は、マンガで著者の体験記が綴られている。スーパーやマルシェなど一部は実際の写真も交えて、日常の暮らしで出会うものを丁寧に書いてくれているのが嬉しい。乳製品が充実しているとか、簡易包装が徹底されているとか。
後半は、旅の目的でもあった街歩きと美術館巡り。ここでも、持ち物から便利なチケットなどとても実用的な紹介が絵付きで描かれていて、とても便利。実写写真もおりこみながら楽しく読むことができた。小さな美術館もコンパクトに紹介してくれていて有難い。
自分が見た風景を、こんな風に上手に絵に出来たらいいなぁと思いながら、長期滞在ならではのこともたくさんあって、無理せずに使えるものは使って楽しんでみたいという思いが強くなった。



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