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1000日チャレンジ 710日目 長野県立美術館「発見された日本の風景」展

ゴールまで290日

★BMI:24.6

◎先日、長野県立美術館で開催中の「発見された日本の風景」展を観てきたので記録しておきたい。
【会期】2023年2月11日(土)~ 2023年4月9日(日)
【会場】長野県立美術館
【主催】長野県、長野県立美術館、京都国立近代美術館
【共催】長野県教育委員会
【後援】長野市、長野市教育委員会、長野商工会議所、善光寺、長野県芸術文化協会、長野県美術教育研究会、(公財)八十二文化財団、(公財)ながの観光コンベンションビューロー、JR東日本 長野支社、信濃毎日新聞社、NHK長野放送局、SBC信越放送、NBS長野放送、TSBテレビ信州、abn長野朝日放送、FM長野、INC長野ケーブルテレビ
(以下、オフィシャルサイトより引用)
日本が近代化を図る激動の「明治」。西洋諸国の制度や価値観と向き合い、世界を強く意識する時代の波は、美術の世界にも押し寄せました。日本を訪れた外国人画家たちは、西洋とは異なる日本の文化や風俗に興味を抱き、その様子を描きます。また、国内では水彩画が流行し、日本人画家たちも旅をし、各地の風景や暮らしを描きとめました。
本展では、コレクターの高野光正氏が海外で収集した200点を超える水彩画や油彩画によって、当時の国内外の画家たちが発見したかつての日本の姿をご紹介します。これらの中には、日本に水彩画を広めた3人のイギリス人画家アルフレッド・イースト、ジョン・ヴァーレー・ジュニア、アルフレッド・パーソンズをはじめ、現在の東御市祢津で生まれた丸山晩霞の描いた水彩画も含まれています。描かれた風景や風俗を通して、明治の日本を旅していただければ幸いです。

★笠木治郎吉《農家の少女たち》制作年不詳(高野光正コレクション)

展覧会のメインビジュアルは「農家の少女たち」

笠木治郎吉(1862~1921);明治から大正にかけての水彩画か。横浜で、日本人の風俗を描いた水彩画家。多くの作品が外国人に買われたことや関東大震災での焼失などもあって、長く忘れられた存在だったらしい。しかし、最近、コレクターや親族によって世界各地で発見され2021年に京都国立近代美術館で開催された、「発見された日本の風景 美しかりし明治への旅」展では、11点の作品が展示され、注目された。
★今回のメインビジュアルとして取り上げられた「農家の少女たち」は、実業家・高野光正氏のコレクションの一つで、これも海外で入手したもののようだ。少女のもつ籠にはキノコ。水彩画だが、細かな描き込みは油絵のような印象も受ける。明治期の写真は白黒なので、このように色彩豊かな着物を農家の少女たちが着ていたというのは、新たな気づきだった。肩を組みながら指をさした先には、お気に入りの男の子でもいるのかな。




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