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板橋区立郷土資料館 常設展示・旧田中家住宅

【場所】〒175-0092 板橋区赤塚5-35-25 赤塚城跡及び 赤塚溜池公園に隣接
【入場料】無料
(以下、公式web siteから引用)
「板橋区の歴史や 文化・自然に関する さまざまな資料を展示」
「展示室・閲覧室・講義室・収蔵庫のある本館と、江戸時代の萱葺き民家などの付属施設が敷地内に配置されています。
赤塚城址及び赤塚溜池公園に隣接した郷土資料館は、昭和47年(1972)に開館し、板橋区の歴史や文化・自然に関するさまざまな資料、情報の展示を行い、郷土に関する講習会・講座・体験学習を通じて区民の方に郷土いたばしを知っていただくため、情報を発信しています。」

◎『勾玉』(四葉地区遺跡出土:弥生時代:長さ7.4cm×最大径2.4cm 84.6g)

勾玉

◎『13ドイムモルチール砲(砲弾付)』(江戸時代末期)

13ドイムモルチール砲(砲弾付)

幕末から明治時代初期にかけて大量に生産されたものらしい。その形状が臼に似ているので「臼砲(きゅうほう)」と呼ばれていたもの。

江戸時代末期の砲術家・高島秋帆とその弟子が、天保12年(1841)5月9日、幕命により徳丸原(現在の高島平一帯)で西洋式砲術調練を披露したことが、その後の幕府・新政府の軍制改革のきっかけとなったと言われている。この博物館の最寄り駅は「西高島平」。まさにこの地にゆかりがある人物として紹介されていた。

◎旧田中家住宅(江戸時代)

旧田中家住宅(江戸時代)

2つの座敷と勝手・納戸が田の字型ちなっている。江戸時代の農家に典型的な間取り。中では江戸時代から昭和の雛人形が並べられていた。どれも立派なもの。とくに下の写真の明治時代のものは、人形のしつらえがしっかりしていることに加えて、後ろのミニ屏風の絵が素晴らしい。源氏物語だろうか?保存状態も良く色鮮やかな画面が美しい。

明治時代の雛人形
戦前の雛人形
江戸末期~明治時代の雛人形

◎練馬大根漬物用大樽(板橋区大門 本橋金平氏寄贈)
板橋区大門の漬物商が使用していたもの。練馬大根を漬けていたものらしい。

漬物用樽

★こじんまりとした博物館だが、考古資料から近代にいたるまでコンパクトに郷土の歴史がわかる展示になっている。古民家建築の中で行われていた雛人形の展示が印象に残った。




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