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1000日チャレンジ 923日目 明治大学博物館 常設展示(考古部門)

ゴールまで77日

★BMI:22.6

★先日、明治大学博物館 常設展示(考古部門)を訪問したので記録に残しておきたい。

明治大学博物館
【住所】〒101-8301 東京都千代田区神田駿河台1-1 アカデミーコモン地階
【 開館時間 】
(月~金曜日)10:00~17:00(入館は16:30まで)
(土曜日)10:00~16:00(入館は15:30まで)
【 休館日 】日曜日・祝日
【 入館料 】無料
【概要】明治大学博物館は、商品・刑事・考古の3部門からなる大学博物館。2004年に生涯教育棟としてオープンした新校舎アカデミーコモンに、刑事・商品・考古学の3博物館を統合して明治大学博物館が新規開館。
『明治大学博物館は,建学の精神である「権利自由」「独立自治」にもとづき,博物館としての学術研究の成果を公開し,みなさんの学習に供することを目的としています。
 私たちの博物館には3つの部門があり,それぞれ異なる由来をもっています。商品部門は「商品博物館」を前身として商品を通した生活文化のあり方を,刑事部門は「刑事博物館」を前身として法と人権を考えます。考古部門は「考古学博物館」を前身とし,人類の過去と多様性を取り上げています。
 21世紀を生きる私たちは様々な問題を抱えています。それらを克服していくためのヒントを,私たちの博物館を通じて見つけていただければ幸いです。』(明治大学博物館の理念・目標;博物館web siteより引用)

【感想】コンパクトな博物館だが、さすが伝統ある大学の施設だけに、お宝がたくさん。刑事部門もなかなかの面白さだったが、今回は考古部門を紹介。旧石器時代から古墳時代まで、時代の変遷はよくわかる解説と展示になっている。レプリカ展示も多いがそのことを明示してくれているのでわかりやすい。弥生時代の再葬墓から出土した壺形土器は保存状態も良く、素晴らしい。土器の形状自体が美しく、この時代の人々の技術力の高さがうかがえる遺物だ。

青森県亀ヶ岡遺跡出土遮光器土偶
(以下、博物館web siteから引用)「土偶の代表格ともいえる遮光器土偶のなかでも、当館の土偶は足の一部以外ほぼ完全な形を残している優品として著名です。戦前には、国の重要美術品にも認定されていました。頭頂部はまるで冠のように立体的に造形されており、赤い彩色が一部に残ることから髪飾りを表現しているものとみられます。」

青森県亀ヶ岡遺跡出土遮光器土偶(レプリカ)

亀ヶ岡遺跡;「亀ヶ岡遺跡は、青森県つがる市に所在し、江戸時代に発見されて以来、現在に至るまで数多くの発掘調査が行われている。
縄文時代晩期の高度な精神文化を示す出土品の数々で著名な遺跡である。
画像の遮光器土偶は、東北地方に広がった亀ヶ岡文化を象徴する土偶の一種で、祭祀に用いられたと考えられている。眼の部分の表現が、極地域の狩猟民がかつて使っていた雪メガネ(遮光器)に似ることからそう呼ばれる。左足が欠損している他は、ほぼ完形のまま出土したようである。頭部には赤色顔料による彩色が見られる。」(博物館web siteより引用)

壺形土器(須和田式(出流原式))(栃木県佐野市出流原遺跡出土)

壺形土器

★出流原遺跡;「栃木県佐野市出流原町にある弥生(やよい)時代中期の再葬墓群遺跡。明治大学と佐野市教育委員会との共催で、1964年(昭和39)から発掘調査が行われ、南関東地方の弥生時代中期前半に編年される須和田(すわだ)式土器を主体とする弥生土器を埋納した大小37個の土壙(どこう)が検出された。このうち、土器に人骨を納めたものが4例、碧玉(へきぎょく)製管玉(くだたま)を副葬したもの14例、石鏃(せきぞく)を副葬したもの3例があり、特異な遺物である顔面付土器もみられた。これらのことから本遺跡は茨城県女方(おざかた)遺跡や千葉県天神前遺跡と同様に、遺骸(いがい)を洗骨した後に土器に入れてふたたび埋葬し直す再葬墓の共同墓地であることが確認された。しかし、他の遺跡と同様に墓地を造営した人々の集落跡は発見されていない。」(小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)から引用)

旧石器時代展示
縄文時代展示(貝塚)
古墳時代展示



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