ああ〜、どうすればいいんじゃあ〜

というリアクションを取ったことがあると思います。

こんなふざけた言い方ではなく、もっと深刻に悩んだ方も多いでしょう。私もその一人です。

自分の中で答えが見つからず、右往左往する。一番心が傷を負うことですよね。

そんな時に、ゲシュタルト療法という心理学が使えます。

今回はこのやり方や効果について解説しましょう。

気づきを意識する療法

ゲシュタルト療法は今ここでの気づきを意識することです。バラバラの思いを一つにまとめていきます。

自分の中に、悩んでいることの両方を援護する自分を作り出します。

例えば、好きな彼女に告白するかどうかで悩んでいる場合、彼女に告白するべきだという自分と、彼女に告白しないでいいんじゃないかという自分を作ります。

その二人で話し合うのです。

もちろん自分は一人です。なので椅子を二つ用意して、意見によって椅子を移動し、実際に声に出して、もう一人の自分と対話していきます。

胡散臭いし、側から見たら気持ち悪いかもしれません。

しかしこのやり方は非常に明確な答えを導いてくれます。

エンプティチェア

この椅子を二つ用意して、もう一人の自分と会話しあうという行動をエンプティチェアと言います。

この作業を行うことによって、自らの意見に新しい気づきが生まれます。

意外とどちらの自分もすらすらと意見が出てきて会話が進みます。

そして、もう自分ともう一人の自分以外に三人目の自分が出てきます。

この三人目の自分の意見こそが新しい気づきです。

効果

新しい気づきに出会えるという特性を持っているため、本当に自分の心の奥にある本心を呼び起こすことができます。

自分でも気づかない心の奥にある答えを引っ張り出すことができるというイメージでしょうか。

人間という生物はどうしても楽な方向に行きがちです。それは悪くないことだと私は思います。しかし、本当はわかっているのに心に蓋をしているという場面も少なくありません。

告白だってそうです。振られるのが怖いからやらないんです。そんな時、本当の自分の意思に気づかせてくれるのがゲシュタルト療法なのです。

あなたが出した解決策

もしあなたが悩みに直面した時、このゲシュタルト療法、エンプティチェアを使って、もう一人の自分と会話してみてください。

きっと、明るい解決策をあなたは持っているはずです。この療法のいいところは、誰もアドバイスをしていないということです。あなたの力で、見つけ出した回答です。自信を持って、悩みを克服できると思います。