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過去ログ(3):建築の動機とユンボ(HD823MR)で整地開始

森を切り開き、僕らのプロジェクトも固まりました。
まずなぜ施設を作りたいか?の部分ですが、10年ガイド業を行なってきてこんな話をよく聞くようになり、自分でも質問するようになっていたのがきっかけです。

・お客さんから自然の中にテントを張ってキャンプしたくてもなかなか勇気がなくて、いつかやってみたい。
・テント自体に寝たこともないので、どんな感じなのかもわからない。
・雨が降った時はどうしていいのかわからない
・キャンプの料理って作ったことがないからやってみたい
・いつか山にテントを持って泊まってみたい
・綺麗な山小屋に泊まってみたい
・虫が苦手
・トイレとか、シャワーとか欲しい
などでした。

それとは別にこんな意見もありました
・いつも忙しい都会で生活しているから、なかなか自分と向き合う時間もない
・ぼーっとしたいんだけど、ぼーっとするところがない
・ハンモックに揺られたい
・静かな自然に近いところで、リトリートは企画できないか?

それなら皆さんの要望をまとめた施設を作れば、需要はあるんじゃないかと。
それと、自分がやっているガイド業(GREEN MOUNT)の趣旨”自然をもっと近くに”にもピッタリあう内容だったので、

テントが張れて、自然の近くに入れて、なおかつ雨が降っても大丈夫で、部屋もあり部屋の中でも寝れて、泊まりることにストレスがない場所。
さらに、イベント(リトリートなども含む)もできる広いスペースがある場所。

だんだんイメージが膨らみ、それじゃー「テントが張れる宿」を作っちゃおうと、アウトドア専門の宿を作っちゃおうとなりました🎵

名前は何がいいかなーと「そうだ!GREEN MOUNTの屋号でガイドしているから共通点を見つけて「GREEN ROOM」にしようと事業計画を作り、事業再構築補助金に応募した感じです。

現在名前は「SNAPPEROCK」になっている名前が変更したのはまた今度話すとして、この企画はそもそも顧客の心の中を現実化したものと、僕らの趣旨が一致したことで叶った企画です。

ユンボ搬入

ユンボを借りてきました

さてさて、森が切り開かれたことで、次の作業が可能になりました。
島内の業者さんからユンボを借りてきて、まずは搬入からスタートしました。奥に聳え立つ高さ940mもある山は、屋久島の南部に位置する「モッチョム岳」という岩肌がむき出しな山です。僕が住んでいるところは尾之間という知名ですが、このあたりの地域の総称を神山と呼ばれています。
モッチョム岳を初めてみた時は、拝みたくなるような神聖な気分がしたのを覚えてます。

ダンプからユンボが降りたところ

自宅まで移動

さてさて借りてきたユンボの大きさはHD823MR、屋久島で借りれるユンボの大きさでは最大級のサイズ
まずは自宅まで移動させなければならず、友達にお願いして誘導を手伝ってもらうことに!
これが結構難しく、電線にも引っかからないように、十字路も曲がらなくてはいけないし、その間他の車の誘導もしなくてはいけないしと、汗だくでなんとかクリア

自宅にユンボがやってきました

ひと段落して休憩

なんとかユンボを運び終わり、みんなで休憩
メンバーは僕が倉庫、自宅をここに作りたいと数年前から大工と二人でやり始めた壮大なロマンを現実化してくれた仲間たちです。
いつも快く受けてくれて、ほぼボランティアで手伝ってくれてます。勉強になるから!なんて言ってくれる人もいて、本当に感謝しかありません。
大工以外はみんなガイド業を営んでいる仲間たち、休憩中はほんとアホな話をして盛り上がってます。

自宅倉庫前で休憩中

ここからがヤバかった!!

いやーほんとうちの棟梁!ヤバイなーといつも思ってますが、今回も規格外の大きさのユンボを自分の手足のように使って、この細い間を抜けて北の大地に向かっていくのですが、本当に少し操作を間違えたら、自宅が壊滅できる大きさです。汗

家の北側にユンボを移動中
ユンボの高さと自宅の高さがほぼ変わらない。。。笑

さすがの操作で、難なくクリアしていきますが、移動の際に岩をどけたりしていくので、強烈な音が鳴ってました。僕らは見守るだけなのですが、ほんと見てるだけで、操作できる気がしません。。。。
ほんと大工さんってすごいなーと思った瞬間でした。

なんとか北側に到着
今日はここまで

なんとか自宅前を抜けて、北側の畑の横の部分に到着
本日はここまで🎵

いよいよなんか始まった感があります。ここから先がでっかいトラブルが起きてしまうのです。。。。

次号に続く


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