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【埼玉県日高市】悲しい歴史が・・・半島王の菩提寺 高麗山聖天院勝楽寺参拝 22.09.28_12:35

 埼玉県日高市。高麗神社のすぐお隣に高麗山聖天院勝楽寺がある。

 高麗王若光の菩提寺として創建されたもので、寺号は若光が高句麗より持参した歓喜天を本尊としているからだそう。

 1300年代に法相宗から真言宗に改宗。徳川家康が江戸入府の際に寺領として高麗郷に15石を寄進される。
 15石が多いのか少ないのか?今ではそれすらわからないけど。

 関東大震災や太平洋戦争の朝鮮人犠牲者を悼む納骨堂や慰霊碑なども境内にある。


 さいたまには珍しい山肌にへばりつくように建つ境内と堂宇。

 拝観料は300円。

 拝観料を払わなくても巨大な山門と高句麗王の墓を参拝することは可能。

 巨摩郡は渡来人の里。

 この地で骨を埋めることになった半島の王は、渡来人として何を思って暮らしていたのだろう?

 国を追われた身とは言え、こうして今もなお祀られているって、ある意味幸せなことかもしれない。

 日本と半島の橋渡しになれば良いのだが、今の所いろいろと二国間の厳しい関係が続いているからなぁ・・・。


 境内に進み、山肌に沿って建つ堂宇をめぐる。

 階段ばかりでアップダウンがきつく、本堂までたどり着く頃には酷暑の中汗だくになる。

 ただ、登りつくと彼岸花と渡来人の里が一望。

 渡来人の王になった気持ちになるけど、多分世が世でも、その下っ端程度がいいところだろうな。
 いや、自分なんて、あっという間に裏切って半島でぬくぬくと暮らしているに決まっている。
 無条件に誰かに従うなんて・・・あまり想像できない。というか、ないない。





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