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腹囲が気になる福井の旅 丸岡城で食べた手打ちの蕎麦がうますぎる 一筆啓上茶屋 19.11.25 10:50

現存12天守の一つ丸岡城の登城を終えて、ちょうど開店した駐車場にある土産物屋の食堂で蕎麦を食べた。

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蕎麦屋の名前は一筆啓上茶屋という。
「一筆啓上火の用心お仙泣かすな馬肥やせ」は三河三奉行と言われた本多重次が長篠の戦いの陣中から妻にあてた手紙。
重次の息子が長岡藩初代藩主となったことから、丸岡城内に石碑を作り、旧丸岡町時代に、手紙に乗っかって日本一短い手紙を募集したりとしている。でも、長岡藩とは一切関係の無い時代の、しかも初代藩主の父親の話。泣かすなと言われたお仙が初代藩主なのだが、関係ないじゃん?は正直な観光客の感想。恥ずかしくないのかな?

頼んだのは手打ちおろし蕎麦。大890円。
福井のそばの特徴は大根おろしで食べる蕎麦なのだが、ぶっかけで食べたり、つけそばで食べたり。正式にはどうやって食べるべきなのか?

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蕎麦はおばちゃんの手打ちだ。
登城の前に覗いたら、そば打ちをしていた。これは楽しみだということで登城後に伺ったのだが、券売機制で注文後ブルブル呼び出し機を渡された時点であれ?これ大丈夫か?とちょっと心配になった。

開店と同時に地元のおっちゃんと思わしき人が二名ほど待ちわびたと言った感じで店内に駆け込んでいった。
考えてみれば近所にコンビニもない丸岡の城下町。ここの食堂だけが近所の人の拠り所なのかなぁ?

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しばらくして、呼び出し機がブルブルしてお呼び出し。
出されたそばがこちら。

どうやって食べていいのだか迷う。
出汁をそばにかけるのか、そばを出汁につけるのか。

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おろしそばの大根は出汁の中に入っている。
そばにかけるのが福井蕎麦の食べ方なのかな?
でも、蕎麦をつまんで出汁に浸して食べたら驚くほど美味しいのでそのまま食べることにした。

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いやぁ、蕎麦めちゃくちゃうまい。
福井のそばが美味いのか、先程のおばちゃんの手打ちがうまいのか、茹で加減がうまいのか、出汁がうまいのか。
何しろうまい。人生で1,2のうまさ。

地元の人が開店と同時に駆け込んで食べようとする行動が理解できる。
蕎麦打ちが見られるようにガラス張りに成っている施設があるほどだから、だいぶ自身はあるのだろう。
こんなに美味いのなら何度でも食べたいが、旅の途中そうも行かない。

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この蕎麦をもっと売り出せばいいのに。福井は宣伝ベタだ。
ソースカツ丼を押していたりするのを時々見かけるそれってスキー場で食べる楽ちんランチの印象しかない。
惜しいけれども、それが福井のいいところなのかもしれない。






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