長梅雨の曇天。ムッとする気候。根岸の森林公園を散策しました。

すずちゃんの三渓園早朝観蓮撮影会の二次撮影会。虹の撮影会なら良かったんだけれども。
三渓園からは車移動メインのため、駐車場があるところが選択肢なので森林公園。
森林公園もたまには良いけれども、できたら涼しいときが良かったなぁ（笑）

なんだか久しぶりの根岸森林公園。日本最初の洋式競馬場跡。メインはやっぱり旧一等馬見所なのだけれども、駐車場からは公園の向こう側。ぐるりと回り込むのが大変です。

森林公園を時計回りで回り込む。
この辺りは、在日アメリカ海軍の米軍住宅だった場所。
日米の返還交渉により2015年末で米軍人は全員退去。建物が取り壊すことなく残され、ただただ広大な廃墟地帯が続きく。
アメリカに憧れて育った世代としては隔世の感じ。ここからアメリカ軍人がいなくなったらただの交通の便の悪いところという印象しか残らない。跡地も結局住宅地として切り売りか？人口は減少一方の日本だっていうのに。今更テーマパークもないだろうし。

何しろ競馬場跡、広大な公園の敷地、回り込むのも大変で、やっとの思いでたどり着いた一等馬見所は歴史の遺物。
蔦が生えた崩れかけの建物はおどろおどろしくもある。幕末、明治の頃、ここから競馬を見物できたのは特別な人。大体、海外に仕事できて娯楽がないからって競馬場を作ろうっていう発想がバブルだ。

競馬場を作ったら競争する馬だって用意しなければならない。輸送トラックも何もない時代。当然JRAもWINDSもない。ノミ行為を行うヤクザもいない。本当にただの娯楽のために・・・すごいな。そして、日本の競馬はここから始まったわけで、色々と感慨深い施設ではあるのですが、残念ながら私としては胴元の取り分が納得行かないので競馬をする習慣がない。モータリゼーション世代、馬に乗ることもない。動物を愛でるエネルギーがあるのなら人間の子供を愛せよとも思うけれども、残念ながら子供もいない。まぁ、人生いろいろ、男も女も咲き乱れるはずなのに、このまま枯れてしまいそう。

米軍住宅の話や一等馬見所を除けば、根岸森林公園は名前の通り広大な芝生と森の公園。
ご近所さんが休日の時間を過ごすにはぴったりな場所なのだけれども、急峻な根岸の丘の頂点のようなところにある公園。足の便がすこぶる悪い。ここで休日を過ごせるっていうのもちょっと特別な人ってことになるのだろう。
遊んでいる小学生も結構な上流家庭の御曹司。頭のおかしいやからが多いご時世、さらわれないようにご注意遊ばせ。

緑濃い森林公園には日本最初の競馬場跡らしく、馬事公苑も併設されていて乗馬体験もできる（絶対しないけど）。
本当にどこまで市民に愛されているかは微妙だけれども、ここにこんな施設が今もあるってのは語っても良いのかな？

管理も手入れも市民税。
隠れたヨコハマの施設です。

洋式競馬場発祥の地、根岸森林公園はここ