敬老の日。
　夏も終わり蓮も枯れきった頃だけれども、三溪園で月華殿の杮葺屋根の葺き替え工事を見学させてくれるということで赴く途中、折角なので杉田家に寄ることにした。

　杉田家は新杉田に有る家系ラーメン。
　家系の総本山吉村家の直系の一番弟子を自称する。
　最近引っ越して混雑がますます顕著になった吉村家に寄りつけないので、たまには家系というわけでスクーター飛ばしてやってきた。

　軽い気持ちで来てみたけれど、杉田家も吉村家に負けないほどの大行列。
　杉田家が入るアパートの人たちは、これは迷惑だろうなぁと気の毒に思うほど。

　しかし、10時半だというのに30人以上の行列。
　どれだけ待たされるかわからないのに、先に食券を買うシステム。
　とりあえず、ラーメン＋ライス　800円＋150円を購入。
　待たされる時間を逆算して食券を買わないといけないのはめんどくさい。
　そうこうしているうちに、みるみる50人のどの行列になった。

　待ちの順番20番目くらいからコンクリートの段に座ることが出来る。
　それまでは立ちっぱなしだ。
　この調子で行くと食べられるのは昼頃か・・・まだ午前中だけど途方に暮れる。

　11:35にやっと入店。
　半分づつの入れ替え制は吉村家からのシステム。
　この方法が正解なのか？他店ではあまり見ないからどうなんだろう？

　早々にライスが来て、あまり待たずにラーメンも来た。

　原材料高騰のため油多めの注文は中止中。
　多めの油とは鶏油らしい。
　鶏が手に入らないのね。
　そういえば、スーパーじゃ玉子も高騰中だ。

　ラーメンは安定のこってり感。
　これに、大量のにんにくをぶち込んで、豆板醤で味を整える。

　硬めの茹で加減でと頼んだ麺は、その加減はよくわからないけど喉越しがよく、もちもちだ。
　たしかに美味しいんだけれど、とりあえず体には悪そう（笑）

　これを日常的に食べてると、大変なことになるだろう。
　これくらいの距離感で、これくらいの混雑でいてくれると、次に来るのは1年後くらいだろうか。

　それくらいがちょうどいい。
　と、オヤジは思うラーメンの味。