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【岩手県遠野市】みちのくひとり旅9日目 かっぱの寺の常堅寺 23.11.25_14:20

 遠野といえば遠野物語。

 唯一無二の収入源だ。

 佐々木喜善が柳田國男に語ったとされる物語は119話からなるが、正直かっぱと座敷わらしが面白い。

 逆に言うと、かっぱと座敷わらし以外は・・・

 浦島太郎や桃太郎を抜いた日本昔話みたいなものだ。

 そんな、遠野物語の河童の話の中でも特筆するべきなのがかっぱ渕の話。

 そのかっぱ渕は常堅寺の境内にある。

 
 かっぱ渕は遠野の観光でも人気のエースで四番。

 なので、環境保全のためなのか、駐車場を作るのがめんどくさいのか?かっぱ渕へは車で近づくことは出来ない。

 だからだろうけれど、かっぱ渕辺りは狭いエリアではあるが、いい雰囲気が残っている。

 結果、伝承園の駐車場に車を止めてそこそこ歩かされる。

 とりあえず、目標は常堅寺だ。


 常堅寺は曹洞宗の寺院。

 かっぱの狛犬(犬じゃないし・・・言うなら狛かっぱかな)の寺として知られる。

 田畑の中に現れる巨大な山門には驚かされる。

 わりと新しめの本堂、手入れが行き届いた境内。

 かっぱのお陰で、北国だけどだいぶ懐はあたたかそう。

 ここにもまた、遠野物語にうまく乗っかった人がいるわけだ。

 この寺院の裏がかっぱ渕。

 昼の間は境内通り抜け自由だが、閉門後はぐるりと境内を回らされるらしい。

 物語によると、常堅寺が火災のときにかっぱが消化してくれたことになっている。

 寺はかっぱにおんぶにだっこだ。




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