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【岩手県奥州市】みちのくひとり旅6日目 曹洞宗の古刹、正法寺参拝 23.11.22_09:45

 平泉から水沢への移動の途中、曹洞宗の古刹正法寺に立ち寄った。

 なかなかの山の中の寺だけれど、かつては永平寺、總持寺に次ぐ第三本山と呼ばれていたそう。

 といっても、北朝の崇光天皇がそう呼んだとか呼ばなかったとか。

 出羽と奥州の曹洞宗の寺院としては最古刹に当たるらしい。

 東北の曹洞宗の基盤としての普及は目覚ましく、一時は末寺が1200とも言われたらしいが、江戸幕府の法度により本山の格を剥奪された。

 それでも、今だに72もの末寺があるというから凄いことだ。

 寺は幾度もの焼失にあい、仙台藩の庇護を受けてはいたが、復興は思うようにはいかなかったとか。

 それでも、巨大な茅葺屋根の本堂は今も国の重要文化財だ。

 見上げる堂宇のその巨大さには圧倒される。

 ただ、平生25年に、修行僧同士の暴力事件が発覚。修行僧二人が傷害容疑で逮捕されるという事件が起きてしまい、一時曹洞宗から僧堂の認可を取り消されるという失態を犯してしまった。

 人里離れた山寺だから、どうしても狭い社会感になってしまうのかもしれないなぁ。

 修行中僧のしたことだから仕方がないのだが、それでも僧のすることとも思えないし。

 有料で堂宇の見学ができるらしいのだが、今回はやめておいた。

 そして、朝早かったためか、境内には全く人気がなかった。





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