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福岡聖菜20歳生誕プレゼント

AKB48の福岡聖菜さんの21歳の生誕祭が終わったので、20歳の生誕祭に送ったものを改めて理由も含めて公開する。
コロナ禍の中で新たに推しになった福岡聖菜さんは、本が好き&僕と傾向が似ているので、最初からプレゼントを贈るなら自分の読んだ本の中で「これれを!」と思う本を贈ろうと決めていた。
そして、20歳の生誕祭で贈った本がこちら。

本のエンドロール』(安藤 祐介著)

なぜ最初のプレゼントにこれを選んだかは、福岡さんに送ったお手紙を一部引用して、理由をあげてみる。

この本はいわゆる「お仕事小説」に分類される本なので、福岡さんの好みからは少し外れるかなとは思いますが、敢えてこの本を選んだのは、本が本当に好きな人にはたまらない仕掛けがいくつかされていたからです。
そして、お話会のときに聞かれた文庫本も出るのに、単行本を選んだのはそれが理由です。
もちろん、福岡さんが単行本の方をセレクトしがちというのもありますが。

・取材がしっかりしている
この本は、講談社から出版されているのですが、講談社のグループ会社に豊国印刷という会社があり、そこが取材を全面協力されていることです。
フィクションなのにその実情に真に迫っているというのが、この本の面白いところだと思います。

・プロモーション動画がある
本のプロモーションの一環として、造本に関するYou Tube動画がある。ご察しのとおり、本のプロモーションに動画がある本なんて、そうそうないので、かなり珍しいのではないかと思います。
実際にどういう工程で造られてるかいるかもわかるので嬉しい仕掛けです。

・プルーフ作戦が実際に実施された
作品内でプルーフ(作品を知ってもらうための簡易印刷版)が出てきて、それで知名度をあげるという内容が出てきますが、実はこの本に対しても、同様の作戦を行っており、めったにないカラー刷りまでしたそうです。
フィクションが現実になった瞬間です。

・本の装幀にこだわっている
単行本にしたのはこれが理由です。
作品内でも触れていますが、単行本だと装幀にめちゃくちゃこだわっているんですが、この本はそのこだわりを全部書いていて、どこにどの紙を使ったとかが全部書いてあります。
書いてある箇所は自分で探してみてください(笑)。
それを知ると鳥肌が立つと思います。

・本の奥付
普通本の奥付は著者や発行者、印刷会社、製本会社しか載っていませんが、この本にはそれぞれの工程で関わった人の名前がSTAFFとして掲載されています。
奥付、つまりこの本の名前でもある「本のエンドロール」までしっかり書かれている本はなかなかないと思うので、作家と担当編集の執念その凄さを感じてください。

とまあ、上記のようなことをお手紙に書いた。
つまるところ、本が好きだけど、意外にどういう手順で作家の原稿が本になっているかを知らないだろうし(僕も知らないことはあった)、それを知れるというのはわくわく感があるかなと思って、選んでみたわけである。
個人的なことをいえば、前職で記事を書いたことがあるというのもあったけど。
https://電子書籍ランキング.com/interview53-anndouyuusuke/
なお、その話はしていない(する必要もない話だと思っているので。)。

21歳の生誕祭でも本を送ったので、22歳の生誕祭がきたあかつきには、公開してみようと思う。
なお、福岡さんが読んだと言った本は下記のブログにまとめているので、参考にしてみてください。

では、22歳の生誕祭をお楽しみに!


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