その23

 家族が起きてくる前に1人入る台所は、朝の日が入り始めていて冷たい。薄暗い部屋の中、水色から白に変わりゆく窓の色。お湯を沸かすと部屋の中は黄色く温まってゆく。
 同じ場所で暮らしていても、心の持ち様でこんなにも過ごす時間が変わるのかと感心する。日々に少し余裕ができ、瞑想する様になって頭の中にも余白が生まれた。その状態を追う様に、身の回りが片付いてきて、ピカピカに磨くと身体も温まる。そんな骨身で活動すると、夜もスッと眠れて朝までぐっすりだ。
 良い波動ってあるなぁと、実感する。きっと周りにも伝わっている気がする。諦めずにもがいてきた自分を褒めたい。

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