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Kickstarter 2020年5月前半 気になるプロジェクトまとめ

自粛続きで滅入りそうな毎日ですが、気が付けば5月に入りました。
皆様、お元気にしておりますでしょうか。
私は仕事がない日は一歩も外に出ず、引きこもり生活を満喫し過ぎて、社会不適合者になりつつあります。
やはりバランスは大事ですね。
さて、Tantrum House(https://www.youtube.com/user/tantrumhousegames)より公開となりました5月前半のKickstarterキャンペーン情報を元に、気になる作品をまとめたいと思います。
今回はミニチュアゲーム多めです。
※掲載されている画像はBGGからお借りしています。
※記載された内容に誤りがあった場合、ご指摘頂けると助かります。

【Sea of Legends】

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プレイ人数:1~4
プレイ時間:90~120
システム:Dice Rolling, Die Icon Resolution, Narrative Choice, Storytelling
BGG Weight:不明
デザイナー:Ryan Schapals, Zach Weisman, Jordan Weisman
アーティスト:不明
パブリッシャー:Guildhall Studios
キャンペーン期間:5月5日~
BGGURL:https://boardgamegeek.com/boardgame/296238/sea-legends

カリブ海を舞台に港を襲い、財宝を隠し、宿敵を打倒しながら伝説的な海賊を目指すミニチュアゲーム。
プレイ時間は90~120分と中量級。
デザイナーのRyan Schapals氏は今回が初作品、Zach Weisman氏もそこまで作品を出版していないみたいです。
一方、Jordan Weisman氏は35年以上活動しているベテランデザイナー。
残念ながら、知っている作品はないもののミニチュアゲームやウォーゲームを多く手掛ける方のようです。
アーティストは今のところ不明ですが、ミニチュアを見る限りなかなか格好良いデザインなので期待できそう。

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パブリッシャーは今回が初作品とのことで、そこは不安要素ですね。
初作品、尚且つミニチュアゲームだとキャンペーンが成功したとしても到着までには、そこそこ時間が掛かることは覚悟した方が良いかもしれません。
システム的には現在のところ不明な部分も多いため何とも言えませんが、『Scythe』の遭遇カードのようなものに加え、ダイスロール要素があることから、イベントはカードを引くことで発生し、成功判定などをダイスロールで判定するのではないかと予想。
BGG上の画像を見る限り、カードやプレイヤーボードの言語異存が高いように感じます。

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また、どうやら専用アプリを通して他のプレイヤーと繋がることができ、ゲーム中の判断を共有することで全世界のプレイヤーのゲームにも影響を与えられるらしいです。
最近、アプリを使うゲームは増えていますが、ゲームの進行の補助ツールや謎解きゲームの答え合わせに使われる場合が多かったため、少し新鮮に感じます。
プレッジ金額はミニチュアの分量にもよるとは思いますが、12000円前後はするように感じます。
面白そうなゲームではあるため、ミニチュア版以外にも木製トークン版とか出してもらえると財布にも優しいんですけどね。
キャンペーン開始までほとんど時間もありませんが、まだまだ不明なところも多い本作。
詳細の公開が楽しみな作品ですね。

【S.H.E.O.L】

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プレイ人数:1~4
プレイ時間:60~120
システム:Action Points, Cooperative Game, Grid Movement, Narrative Choice
BGG Weight:不明
デザイナー:Gabriele Porro
アーティスト:Elena Bandi, Mirko Treccani
パブリッシャー:Self-Published
キャンペーン期間:5月13日~
BGGURL:https://boardgamegeek.com/boardgame/292099/sheol

近未来の荒廃した地球を舞台に生き残った人類が資源を求めて探索する協力ゲーム。
デザイナー、アーティスト共に本作が初作品らしく、全く情報がありません。
パブリッシャーもSelf-Publishedとのことで、仮に資金調達に成功したとしても本当に作品が完成するのか不安要素が多そうです。
システムについての解説も特になかったため想像の域を出ませんが、アクションポイントを消費して行動を行っていくタイプのゲームのようで、こちらもナラティヴチョイス要素もあり、行動ごとに選択を迫られそうですね。
目を引くのは盤面に並べられた大小様々なミニチュアの数々。
中央にある都市に攻め込もうとしているのか、人類はどのようにして戦うのか気になるところです。

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また、BGG上ではイメージアートも公開されています。
グレーを基調に一部分だけが発光しているスーツを着込んだキャラクターは、ゲームの暗い世界観にマッチしているように感じます。

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一方、モンスターは影の化け物といった印象。

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どういう存在なのか、ゲーム中に明らかになっていくのでしょうか。
こちらの作品も多くのミニチュアが同梱されているでしょうし、プレッジ金額は高めだと思われます。
今のところ情報も少ないため支援し難い作品ですね。

【Maharaja】

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プレイ人数:2~4
プレイ時間:90
システム:Area Majority, Point to Point Movement, Simultaneous Action Selection, Variable Player Powers, Victory Points as a Resource
BGG Weight:不明
デザイナー:Michael Kiesling, Wolfgang Kramer
アーティスト:Klemens Franz, Samuele Gaudio
パブリッシャー:Cranio Creations
キャンペーン期間:5月15日~
BGGURL:https://boardgamegeek.com/boardgame/298378/maharaja

2004年にリリースされたMichael Kiesling氏とWolfgang Kramer氏の合作『Maharaja:The Game of Palace Building in India』のリメイク作品。
リメイクではありますが、新しい要素も多い作品のようです。
プレイ人数は前作まで2~5人でしたが、今作では2~4人と調整がされています。
デザイナーのMichael Kiesling氏とWolfgang Kramer氏のコンビと言えば、少し前までキャンペーン中だった『Paris』が記憶にも新しいお二人です。
このお二人については『Kickstarter 2020年3月後半 気になるプロジェクトまとめ』でも取り上げておりますので、そちらをご確認ください。
結局のところ私は『Paris』を支援していませんが、2101名ものバッカーと2倍以上の出資金を集めたことからも非常に注目度の高い作品だったことが分かります。
アートは『Agricola』や『Caverna:The Cave Farmers』を担当されたKlemens Franz氏と、今回初作品のSamuele Gaudio氏。
Klemens Franz氏は、今までとは違う絵のタッチに全く気が付きませんでした。

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いつもの雰囲気も味があって好きですが、個人的にはこちらの方が好み。
パブリッシャーのCranio Creationsは多くの作品にも関わっていますが、Kickstarterに限ると『Barrage』のみ。
『Barrage』と言えば、昨年の炎上騒ぎが思い出され、少し不安感がありますね。
とはいえ、何度も同じことを繰り返すとも思えませんし、是非今回こそは良い水準の作品を発行してもらいたいものです。
ゲームは事前にアクションを選択しておく計画フェイズと実際にアクションを実行する公開フェイズに分かれており、それに加えてエリアマジョリティの要素も組み込んだ作品となっています。
宮殿建築の代わりに像を奉納するといったゲーム上の設定だけでなく、加点要素の強化もされたようです。
コンポーネントも旧版と比較しても豪華になっており、BGGで公開されている像コマはプレイヤーカラーごとに細かく作り込まれ、こだわりを感じます。

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プレッジ金額的には、そこまで高くはならないと思いますが、例によってDX版とか出るなら10000円は覚悟した方が良いかもしれません。
最近、エリアマジョリティ要素がある作品に興味がある私的にはとても楽しみな作品です。

【まとめ】
今回紹介した3作品中2作品はほとんど情報がなく、困りました。
題材や設定的にも気になる作品ではありますが、現状では支援しないと思います。
『Maharaja』は調べている内に大分興味が湧いてきたので、要検討案件。
ルールブックが公開になり次第、内容を確認したいですね。
とはいえ、現在キャンペーン中の『Canvas』が最優先ではあるため、支援しない確率の方が高いですが…
また、今月は『Underwater Cities:New Discoveries』の国内発売や『Smartphone Inc.』の再販もあるようなので、予算の使いどころは慎重に選択しなければなりません。
「遊べる機会も減っているのに」と言われるかもしれませんが、何を気にするでもなく、楽しくボードゲームができる日を期待しながらインストの準備をしたいと思います。

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