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エレン・イェーガー

先日お誕生日を迎えた彼ですが私が進撃を好きになって10年ちょっと。
私の中でエレン・イェーガーは「進撃の巨人の絶対的主人公」です。
進撃の巨人は各キャラにしっかりとした背景があります。
ゆえにエレンという存在が霞んでしまっていた時期もあったように思います。
だけど私の中では「進撃の巨人=エレン・イェーガー」です、ずっと。
以前もお話したのですが私の推しはエルヴィンなんですね。
最初は「モブじゃん」などと失礼なことを言われていた彼もある日めちゃくちゃ人気者になりました(笑)
それこそキャラの人気投票でも常に上位にいるくらい。
個人的にはリヴァイ兵長との関係性も大きかった気がします。
私もエルヴィンとリヴァイの関係性が好きです。
腐女子ではありますがBLとかそういうの抜きで。(込みでも全然いいのですがそれは二次創作の領域かなと私は思っています)
話は逸れましたがそのくらい私はエルヴィン(とリヴァイ)が好きなんです。
でも進撃の主人公はエレン。
なのでコラボとかも「一応いる」みたいな扱いはちょっと辛かったりしました。
まぁコラボなので…原作でしっかりエレンが主人公なら……と割り切っていましたがいわゆる「ザ・主人公」ではないんですよ、エレンって。
そこも含めて大好きなんだけど王道を好む人たちには「エレンって何がしたいの?」「彼が主人公である意味は?」と言われていた記憶。
確かに私もエレンの底の底までは今でも分かっていません。
勝手に出した答えとして

・エレンは愛されて生まれた子ども
・ただ大切なものを守りたかった男の子

という2つはこれから先もぶれない軸です。
あくまで私個人の解釈ですけどね。

エレンのしたことは許されることではないのかもしれません。
私がもし進撃の世界の住人で訳も分からず地ならし発動されたら絶望だし、怒り狂うでしょう(笑)
でも巨人化の能力を与えらえてしまったばかりに「人類の希望」などと呼ばれ、それから外れた行動をした途端に敵認定され、仲間達にも真意は明かさず、好きな子に「好きだ」と伝えることもせずこの世を去ったエレン。
(アルミンとは道でかなり濃い会話をしましたが)
いや、10代の少年1人にどれだけ背負わせてるの!?って話ですよ。

だけど「戦争」ってそういうものなのかなって思います。
「英雄」が現れたら担ぎ上げ、力がなくなったら「お前が人々を惑わしたんだ」と責め立てる。
そこに年齢や性別などは加味されない。


何が言いたいのか分からなくなってきましたが(笑)
エレンは大多数には「悪魔の子」だったかもしれない。
けど「悪魔の子」じゃない人なんてこの世に存在するんでしょうか?

エレンの母・カルラの言葉

「特別じゃなきゃいけないんですか?絶対に人から認められなければダメですか?
私はそうは思ってませんよ。
少なくともこの子(エレン)は偉大になんてならなくてもいい。
人より優れていなくたっていい。
だって見てくださいよ。こんなにかわいい。
だからこの子はもう偉いんです。
この世界に生まれてきてくれたんだから」

引用しながら泣いてしまいそうになりましたがきっとこれが答えなんじゃないかなって。

エレンは「特別」に仕立て上げられてしまった。
ある意味「偉大」になってしまった。
人とは異なる能力を持ってしまった。
母の願いとは異なるところへいってしまった。

でもカルラはきっとどんなエレンを見ても「この世界に生まれて来てくれてありがとう」と言える母親なんじゃないかなと思っています。
もちろんエレンのしたことはそれはもうこっぴどく叱るでしょうけど(笑)

私にとっても彼との出会いは衝撃的でした。
途中「本当に何やってんの!?」って時期もありました。
でもエレンはエレンだった。
大量虐殺を肯定する意図はありません。
ただエレンに「おめでとう」と「生まれて来てくれてありがとう」を伝え続けたいと思います。
誰よりも自由を求めていたエレン。
だけど私の眼にはとても不器用で、不自由に見えた。
今彼のいる場所があたたかく、優しく、自由でありますようにと願わずにはいられません。

お誕生日記事だったのに当日に間に合わず、内容もお通夜みたいで申し訳ない…。
ここまで目を通してくださった方、ありがとうございました!!

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